プラモデルのパーツに色を塗る様子=イメージ 中東情勢悪化によるナフサの供給不安の影響で、プラモデルや模型の製作に必要なシンナー由来の塗料の品薄状態が広がっている。一部の販売店では、買い占めを懸念し、購入個数に制限を設け始めた。塗料メーカーも必要分のみを購入するよう呼び掛けている。
プラモ用シンナーは、原油から精製される石油製品「ナフサ」由来の原料から製造。塗料の成分を薄めて粘りを滑らかにし、均一に塗装できるようにする。都内の模型専門店の店主は「塗料や薄め液を注文しても指定した量の半分くらいしか入荷できていない」とこぼす。
模型用塗料を製造委託し、販売するGSIクレオスは、原材料の調達難を受け、4月から出荷制限を開始。製造元には、人気の低い一部の塗料や薄め液の生産委託を減らし、人気の高い製品を生産するように切り替えた。消費者には「過度な購入は控えてほしい」と呼び掛けている。
フィギュアなどの塗料を手掛けるガイアノーツ(埼玉県川口市)も3月27日にX(旧ツイッター)で「自分が普通に使う量を購入してください」と発信し、冷静な対応を求めた。