

サキちゃんとユウリちゃんのことは、先生もずいぶん前から知っていたようです。だったらあえてこの部屋割りにしたとしか思えません。カナコも修学旅行は楽しみにしていたし、行けるものなら行きたいはず。私は学校に電話をしました。


同じ部屋に先生が一緒に泊まる……? 初耳だし、カナコも聞かされていない話です。おそらくセナちゃんのサポートのためだと思いますが、なんでそこにカナコまで巻き込まれないといけないのでしょう。私は驚いて聞き返します。



私としては、こちらの主張には正当な理由があると思っていました。けれど担任の先生と話しているうちに気付いたのです。先生からしてみれば、私は理不尽な要求をしてくるモンスターペアレント。子どものワガママを叶えるため、わざわざ学校に電話をかけてくる非常識な親……。そんなふうに受け取られているのです。アゼンとしてしまいました。
これまで私は学校側も親と同じように、カナコの心を守るために動いてくれていると思っていました。けれど先生の認識は、まったく違っていたのかもしれません。
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