
都心への移住と結婚。アラフォー世代にとって、それは人生の大きな転換点だ。しかし、かつて「勝ち組」の象徴だったはずの「世帯年収1000万円」という数字が、今の東京では意外なほど心もとないものとして扱われている。
ガールズちゃんねるに4月下旬、「都内で世帯年収が約1000万円の子なし夫婦のリアルな生活について知りたいです」というトピックが立ち、話題を呼んでいる。
トピ主は、今秋に結婚を予定している南関東住みのアラフォー女性。夫となるパートナーは都内在住のフリーランスで、彼女自身の年収500万円と、彼の年収700〜800万円を合わせると、世帯年収は1200〜1300万円ほどになる計算だ。
子どもは予定しておらず、都内で身の丈にあった生活を送りたいという彼女に対し、掲示板では東京の「家賃」と「物価」という冷酷な現実を突きつける声が相次いだ。
23区内でも港区と江戸川区で全然違う
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今回のトピ主は「世帯年収1300万円」のケースだが、トピック内ではタイトルの通り「1000万円」を基準に語られる声も多かった。
東京生活の質を左右する最大の要因は、「都内もピンキリだよ」という書き込みの通り、居住エリアだ。トピ主は「都内に出たい」と希望しているが、ユーザーからは具体的な区名が次々と挙げられた。
「23区なら江戸川、足立、葛飾、板橋区くらいなら余裕で暮らせる、それ以外は家賃高いからカツカツかもね、ペットいるなら尚更家賃高いし」
「都内でも港区、八王子ではかなり違います」
特にネックとなるのが、彼が連れてくるかもしれない「犬」の存在だ。都内のペット可物件は数が限られ、家賃相場も跳ね上がる。中には、アラフォーという年齢を考慮したこんな厳しいツッコミも見受けられた。
「アラフォーなのに上京する子供みたいなこと聞くのね」
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確かに、人生経験を積んだ大人であれば、エリアごとの家賃相場を調べれば、おおよその生活収支は予想できる。しかし、いざ自分が「東京の住人」になるとなれば、期待と不安が入り混じってしまうようだ。
「1000万では都内の普通の生活が手に入ります」
この手の話題だと普段は、「都内だと年収1000万円でもカツカツ」といった声が寄せられることが多い。しかし、今回はそうした書き込みは少ない。堅実に暮らしている世帯からは、具体的なライフスタイルも提示されている。
「足立区で6万円くらい2DKの安いアパートに住んでます。毎日外食行って、毎月国内旅行に行けるくらいの余裕はあります。」
「三鷹に住んでます。贅沢はできませんが普通の生活ができます。今や普通の生活は贅沢ですから、1000万では都内の普通の生活が手に入ります」
「都内東の方ですが世帯年収650くらいです ネットでは底辺と呼ばれるかもですが贅沢も月に一度、ある程度の節制を心がける これで普通に暮らせていますよ お子さんなしだとしたらさらに豊かに過ごせるかと思います」
都心へのアクセスの良さを取るか、広さや生活の余裕を取るかという二択に行き着くのだろう。都内といっても、トピ主が思い描く「キラキラした都会生活」がどのレベルかによって、世帯年収1300万円の価値は劇的に変わる。タワマンに住み、デパ地下でお惣菜を買っていれば、あっという間に家計は火の車だ。
しかし、子どもの教育費がかからないのであれば、十分幸せな新婚生活を送れるはずだ。外野の「カツカツ」という煽り文句に怯えすぎず、まずは家賃を把握して東京での家計収支のイメージを固めていくことが大事だろう。
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