画像はイメージです(以下同)これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。
◆「友達としてはいいけど…」と断られる女性
ご相談予約があった亜依さん(仮名・31歳)は、開始時間を5分過ぎても会場に現れませんでした。電話をしようかと思ったところで、ようやく到着。
電車遅延があったのかもしれないし、道に迷ったのかもしれない。その時は特に気にしていませんでした。
亜依さんは表情豊かで、会話中のリアクションも大きい女性です。
「出会いはあるけれど、いつも友達止まりなんです」
受け身ではなく会話も弾むため、初対面の印象は間違いなく良いタイプでしょう。
ものすごく高望みをしているのかと思いきや、ヒアリングした限りではそうでもありません。亜依さん自身が「また会いたい」と思った男性とは、2回目のデートまでは順調に進むそうです。
ある男性とは4回ほどデートを重ね、結婚観について話す段階まで進みました。しかし、その男性からこんなことを言われたそうです。
「友達としては素晴らしい人だけれど、結婚となると違うと思う。亜依さんも結婚前提で探しているだろうし、私ではない他の人を探した方がいい」
◆バッグの中がゴチャゴチャ
ご相談者には任意で、普段のデート服の写真や使っているメイク用品を見せてもらうことがあります。
「写真は忘れてきちゃいました。化粧ポーチはあります」
そう言って見せてくれたポーチの中には、リップクリームが2本、目薬が3つ、ハンドクリームも2つ入っていました。かなり使い込まれており、ポーチ自体も少し汚れています。
菊乃「このリップクリーム、どう使い分けているんですか?」
亜さん「依無くしちゃったから買ったんです」
バッグの中も、物が多くてかなりゴチャゴチャしていました。人によっては「片付けが苦手そう」と感じるでしょう。
もしかすると、亜依さんのややルーズな面が、お見合いでの様々な言動から透けて見えてしまったのでは? 男性によっては、“片付けができなそうな女性”というだけで結婚相手の対象外にする人もいるのです。
◆「部屋が汚そう」は、婚活ではマイナス
亜依さんに、もしかして片付けが苦手?と振ってみると…
亜依さん「片付けは苦手ですね。でも部屋に呼んだわけじゃないですよ?」
菊乃「バッグの中や、何らかの言動から、“部屋も散らかっているんだろうな”って想像された可能性はありますね。友達ならいいんでしょうけど、“一緒に生活するイメージ”が持てなくなるんですよね」
亜依さん「あ〜、そういうことか! 友達からも“物が多い”って言われたことがあります」
菊乃「片付けましょう。お見合い相手の男性からすると、同じ物を何個も買っていたら“無駄遣いが多い”“金銭感覚が合わない”、と感じる方もいますよ」
亜依さん「そうなんですね……」
◆「マイナンバーカード紛失話」をデートでも
亜依さんはなくし物が多く、部屋も散らかりがちだそうです。それでも同僚や友達には恵まれている様子でした。
亜依さん「同僚とは、何かなくしても“またやったの?”って感じで盛り上がっちゃうんです」
菊乃「例えば?」
亜依さん「マイナンバーカードをなくしたとか」
菊乃「え? マイナンバーカードをなくしたんですか? 悪用されたらこわい!」
亜依さん「再発行できましたけど、結構大変だったので、もう本体は家から持ち出さないことにしました」
「マイナンバーカードをなくした」という失敗談は、親しい友達との食事会ではかなり盛り上がるそうです。
だからなのか、亜依さんは、婚活で出会った男性にも、この話を披露していたのです。
憶測ではありますが、相手は“ルーズさ”を感じ取って「結婚したら大変そう」と思い、関係を深めるのをやめたのかもしれません。
◆楽しくても“安心できない人”は家族に選ばれにくい
亜依さんは、スマホ紛失や免許証の再発行も経験済み。紛失がカジュアル化しており、会社のパソコンのような“なくすと他人に迷惑がかかるもの”は、絶対に持ち出さないよう徹底しているそうです。
亜依さんの中では、「紛失すると他人に迷惑がかかるもの」「自分が困るだけのもの」が分かれていて、前者は慎重に管理している一方で、後者については「再発行すればいい」という感覚なのです。
無責任というより、“だらしなさに慣れてしまっている”状態に近いのかもしれません。
菊乃「マイナンバーカードや貴重品をなくした話は、婚活では絶対にしない方がいいです。
リップクリームをなくした程度なら、許容される『うっかり』ですが、スマホやマイナンバーカードまで気軽に紛失する人だと、相手は安心できないんです。
『この人と結婚したら、自分まで振り回されて負担が多そう』と感じたら、素敵なところが他にたくさんあっても関係を進めるのをやめるかもしれません。職場の人なら、亜依さんなりに対策していることは理解しているでしょうけれど、婚活で知り合ったばかりの相手には、迷惑をかけられそうと映ってしまうんですよね」
亜依さん「そういうつもりはなかったけれど……そうですよね。自分が思った以上にヤバいって分かりました。気をつけます」
◆デートでの遅刻も繰り返していた
さらに話を聞くと、亜依さんはデートでも15分以内の遅刻を繰り返していました。
おそらく相手も、最初は「道に迷ったのかな」程度にしか思わないでしょう。ただ、これが続くと印象は変わります。
菊乃「遅刻が2回続いたら、『自分への本気度が低い』『だらしない』と感じる方もいますよ」
亜依さん「そうですよね。今まで周りに甘えていました。気をつけます」
◆友達にウケる“やらかし話”には要注意!
友達や恋人なら、忘れ物が多い程度では大きな問題にならないかもしれません。
でも、婚活は家族を探す場です。一緒に生活し、支え合う相手として考えた時、一人より負担が増えそうな人は選ばれにくくなるのです。
過去には、「気付いたらリボ払いになっていて、パソコン代を10万円以上多く払っていた」とデートで話してしまい、交際終了になった方もいました。
友達には爆笑される“やらかし話”でも、婚活相手にとっては“将来への不安材料”になることがあるのです。
<文/菊乃>
【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt