「年収1125万円」で幸福度は頭打ち? “幸せなお金持ち”と“不幸せなお金持ち”の決定的な違い

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2026年05月26日 17:50  マイナビニュース

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「お金があれば幸せになれる」――そう思っていないでしょうか。『なぜかいつも上手くいく人のお金の使い方』(井上裕之/あさ出版)では、累計140万部超のベストセラー作家で歯科医師の井上裕之氏が、多くの富裕層と接してきた経験をもとに、“幸せなお金持ち”と“不幸せなお金持ち”の違いを解説しています。年収と幸福度の研究データも交えながら、「お金だけでは満たされない理由」について紹介します。

○幸せなお金持ちと不幸せなお金持ちの違い



お金を持っていれば、幸せになれるのでしょうか?



年収が増えるほど、幸福度も高まるのでしょうか?



お金と幸福度の関連性についての研究は、これまでも世界各国で繰り返し行われています。



プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン名誉教授(ノーベル経済学賞受賞者)らの研究結果などを見ると、「経済的に恵まれていることと、幸福感の高さには一定の相関がある」ことは明らかです。


ダニエル・カーネマン研究結果


収入と幸福度は比例して上昇するが、「年収75000ドル(1ドル=150円とすると1125万円)」をピークに横ばいになる。


内閣府(経済社会総合研究所)「生活の質に関する調査の結果について」


幸福を判断する際に重視した項目は、家計の状況(所得・消費)がもっとも多く、次いで健康、家族関係の順。


内閣府(政策統括官)「『満足度・生活の質に関する調査』に関する第4次報告書」


幸福度(=総合主観満足度)は、年収に応じて高くなるが、世帯年収2000万円〜3000万円で頭打ちになる。

○「お金があるけれど不幸せな人」もいる



ただ、私は「お金があること」と「幸せでいること」は必ずしもイコールではないと考えています。



その大きな理由は、「バランス」です。



私はこれまで、多くのお金持ち(富裕層)と接してきました。(「お金持ち」に公的な定義はないため、調査会社によって基準が異なります。国内では、野村総合研究所の分類が有名です。純金融資産保有額が1億円以上5億円未満を「富裕層」と定義しています)。



そのお金持ちの人たちの中にも、「幸せなお金持ち」と「不幸せなお金持ち」がいます。

ここでの不幸せなお金持ちとは、「経済的に恵まれているのに、心の充足感、充実感、満足感が足りない人」のことです。



「お金は足りているのに、幸せの感性が足りない人」のことです。



「不幸せなお金持ち」は、「健康、人間関係、仕事、お金、社会貢献のバランス」が整っていません。だから、心が満たされない。



「幸せなお金持ち」と「不幸せなお金持ち」の違いは何かというと、先述の通り、「バランス」なのです。



「貯蓄が3億円ある。けれど、仕事にまったくやりがいを感じない」



「貯蓄が3億円ある。けれど、もう何年も入院していて、不安が続いている」



「貯蓄が3億円ある。けれど、人のためには1円も使いたくない」



これではどれほどお金があっても、「幸せ」を感じにくいでしょう。

○幸せに必要な5つのバランス



では、どのようなバランスが必要なのでしょうか?



私たちが、「幸せ」を感じるときに重視する要素・項目は、収入、健康、人間関係など、さまざまです。



世界最大の世論調査会社「ギャラップ社」は、50年以上かけて世界150カ国を調査・分析した結果として、「幸福度を高めるために必要な5つの要素」を明らかにしています。(参照:『幸福の習慣』トム・ラス/ジム・ハーター著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)


【幸福を構成する5つの要素】

(1)仕事の幸福

(2)人間関係の幸福

(3)経済的な幸福(お金)

(4)身体的な幸福(健康)

(5)地域社会の幸福


ギャラップ社は、「どれかひとつの要素で高得点をとるのは比較的簡単で66%が実現。しかし、5つの要素すべてで高得点を獲得できる人は、わずか7%にすぎない」と分析しています。



この結果は、



「経済的な幸福で高得点が取れていても、他の要素での得点が低ければ、『幸せなお金持ち』にはなりにくい」



「あまりあるお金を持っていても、5つの要素がバランスよく整っていなければ、幸せを感じにくい」ことを示唆しています。



つまり幸せとは、こうした要素の「バランス」が整った状態のことを言うのです。


○『なぜかいつも上手くいく人のお金の使い方』(井上裕之/あさ出版)


累計140万部超のベストセラー作家で歯科医師の著者が、お金を正しく使うことで、収入アップはもちろん、健康、人間関係、仕事といったことにも大きなプラスの効果を生み出すための28の具体的なルールを紹介。単に貯め込むのではなく、自己投資や体験を通じてお金を循環させ、不安を減らし、安心と余裕を手に入れるこれからの時代に必要な、お金との新しい向き合い方を提示します。()

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