上原佑紀調教師とゴーイントゥスカイ(ユーザー提供:らいおんさん) 上原佑紀調教師が豪華4頭出しで、トレーナーでは史上初となる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の30代での戴冠を狙う。
上原佑紀調教師は90年1月29日生まれ、東京都出身の36歳。父は上原博之調教師。池上昌和厩舎、堀宣行厩舎の調教助手を経て、23年に開業した。JRA通算732戦84勝。25年スプリングSのピコチャンブラック、福島記念のニシノティアモ、今年の京成杯のグリーンエナジー、青葉賞のゴーイントゥスカイで重賞4勝を挙げている。
日本ダービーには豪華4頭出しで挑む。そのうち重賞ウイナーは2頭だ。グリーンエナジーは京成杯の覇者。前走の皐月賞は7着だったが、中団後ろから4角で外を回す形になったので致し方なし。決め手は一級品なので、立ち回り一つで好勝負になる。もう1頭はゴーイントゥスカイ。京都2歳Sが0秒2差の3着、きさらぎ賞が0秒3差の6着と惜敗が続いたが、武豊騎手が初騎乗した青葉賞で重賞初制覇。引き続き名手の手綱で頂点を狙う。
残り2頭も実力馬だ。ライヒスアドラーは東京スポーツ杯2歳Sで3着、弥生賞で2着と好勝負を演じ、前走の皐月賞でも3着に健闘した。引き続き関東の若手のホープ・佐々木大輔騎手とのコンビで、今度こそタイトルをつかみ取るか。もう1頭のフォルテアンジェロはホープフルSの2着馬。休み明けだった皐月賞では痛恨の出遅れを喫しながら、鋭く伸びて0秒5差の5着に食い込んだ。スタートさえ決まれば、好勝負に持ち込めていい。
そして上原佑紀調教師には快挙もかかる。日本ダービーのトレーナーの最年少制覇は、24年のダノンデサイルの安田翔伍調教師で41歳10カ月19日。上原佑紀調教師が勝てば史上初の30代、それも従来の記録を大幅に更新する36歳4カ月3日での戴冠となるのだ。初参戦で栄光をつかみ取るか。若きトレーナーのチャレンジにエールを送りたい。