【6月最新版】過去最高水準の「個人向け国債」100万円運用したらいくらになる? 人気のオルカンと比較

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2026年06月19日 17:40  マイナビニュース

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最初に結論:


100万円運用なら差は約98万円――国債とオルカンの運用成果を比較


記事の重要ポイント:


1:個人向け国債「変動10年」の金利は年1.74%


2:10年運用の試算では国債の利子17.4万円、オルカンの運用益115.9万円


3:リスクとリターンの違いを理解し、資産形成に活用したい


2026年6月募集分で、変動10年の適用金利が年1.74%と過去最高水準を記録した個人向け国債。片山さつき財務相が「家計資産のポートフォリオにおいてもっと選ばれてもいい金融商品」と述べたことも話題となり、改めて注目を集めています。そこで今回は、個人向け国債に100万円を投資した場合の受取利子を試算するとともに、人気の投資信託「オルカン」と運用成果を比較してみます。


個人向け国債、オルカンの特徴とは



個人向け国債は国が発行する債券で、原則として個人だけが購入できます。「変動10年(変動金利型10年満期)」「固定5年(固定金利型5年満期)」「固定3年(固定金利型3年満期)」の3つのタイプがあり、変動10年は金利が半年ごとに見直されるのに対し、固定5年・固定3年は、満期まで金利が変わりません。



いずれのタイプも、年率0.05%(税引前)の最低金利が保証されています。また、発行から1年が経過すれば途中換金も可能です(その場合、直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる)。



一方のオルカンは、三菱UFJアセットマネジメントが提供する投資信託(ファンド)です。正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」といい、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」への連動を目指して運用されるインデックスファンドです。



「オール・カントリー」という名前の通り、これ1本で世界中の株式にまとめて分散投資ができます。また、リスクを抑えながら安定したリターンが期待でき、運用コスト(信託報酬)が低いことでも知られています。新NISAでも利用しやすく、主に長期投資向けの投資信託として人気があります。



それぞれの特徴を踏まえると、個人向け国債は、安全性を重視して手堅く運用したい人に、一方のオルカンは、リスクを受け入れつつ、世界経済の成長を見込んで全世界に幅広く投資したい人に向いているといえるでしょう。

利子と運用益をシミュレーション



個人向け国債とオルカンでは、受け取れる利子や運用益にどのくらい違いがあるのでしょうか。ここでは、2026年6月募集分の個人向け国債(3タイプ)の金利と、オルカンの運用実績をもとにした想定利回りを用いて、それぞれ100万円運用した場合を比較してみます。



なお、オルカンの平均利回りは直近5年では約20%にものぼります。しかし、より長期的な視点で慎重に利回りを想定するため、今回は、同じ指数に連動する「iShares MSCI ACWI ETF」の過去30年間の年率リターンを参考に、シミュレーションで用いるオルカンの利回りを8%として計算します。



また、運用にかかるコストや税金は考慮しないものとします。



<個人向け国債(2026年6月募集分)>



・変動10年


・固定5年


・固定3年


<オルカン>


個人向け国債「変動10年」「固定5年」「固定3年」の受取利子と、オルカンで10年、5年、3年運用した時の運用益を算出しました。



まず、最も長い運用期間である10年を見比べてみると、個人向け国債「変動10年」で受け取れる利子は17万4,000円、それに対してオルカンの運用益は115万8,925円でした。同じ運用期間でありながら、オルカンの運用益は個人向け国債の利子より98万4,925円も多くなっています。



次に、運用期間5年を見てみると、「固定5年」で受け取れる利子は9万3,000円、それに対してオルカンの運用益は46万9,328円です。こちらも、37万6,328円という大きな差が開いています。



運用期間3年では、「固定3年」で受け取れる利子は4万5,300円、それに対してオルカンの運用益は25万9,712円と、21万4,412円もの差がありました。



なお、個人向け国債の「変動10年」は半年ごとに金利が変わるため、将来の利子総額を正確に計算することはできません。ここでは、発表金利の1.74%が、この10年間ずっと同じ水準で続くと仮定して、受け取れる利子額のイメージを示しています。

資産形成にうまく役立てたい



個人向け国債とオルカンには利回りに大きな差があるため、将来受け取れる金額にも、上記のような開きが生じる可能性があります。もっとも、どちらが適しているかは、運用の目的やリスク許容度、投資スタイルによって人それぞれ異なります。また、両方をうまく使い分けることで、より堅実な運用につながることもあります。商品の特徴をよく理解し、ご自身の資産形成に役立てていきましょう。



武藤貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント 会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中 この著者の記事一覧はこちら(武藤貴子)

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