ゲリラ豪雨などに伴って突然降ってくる「ひょう」。農作物や車などに大きな被害をもたらすが、民間気象会社が行った意識調査では、予報が出ても「何をすればいいか分からない」という人が51%に上った。担当者は、降り始めたら「屋内に避難し、窓ガラスから離れて」と呼び掛けている。
ひょうは積乱雲から降る直径5ミリ以上の氷の粒。小さいものは「あられ」と呼ばれる。地表付近と上空の気温差が大きい初夏や秋に多く発生するという。
調査は「ウェザーニューズ」(千葉市)が、同社の天気アプリ利用者を対象に5月に実施。設問ごとに約5000〜8000人が回答した。
その結果、ひょうで恐怖を感じた経験がある人は37%に上り、地域別では関東が44%で最も高かった。全体の1割が実際に被害を受け「傘が破れ、頭や顔をかばんで隠して走ったが、腕があざだらけになった」などの声があった。
ただ、事前対策については、51%が「何をすればいいか分からない」と回答。「対策する」は18%にとどまった。
5月13、14日に関東や東北などで降った際も、事前に予報などを確認した人は53%いたが、「すぐ対策した」のはわずか5%。27%は「降らないと思った」と答えた。
同社の担当者は、降り始めたら「屋内に避難してほしい。動画撮影などのためにベランダなどに出るのは危険だ」と指摘。雨戸やシャッター、ない場合はカーテンを閉めて窓ガラスから離れるほか、車に毛布やカバーを掛けるなどの対策を挙げた。