
国宝「風神雷神図屏風」をモチーフに、「エヴァンゲリオン」の機体やキャラクターを描いた屏風作品が登場します。
株式会社版三は、日本の伝統文化と「エヴァンゲリオン」シリーズを組み合わせるプロジェクト「エヴァ・ジャポニズム」の第2弾として、「EVANGELION 風神雷神図屏風」全5作品を制作。7月17日から、版三公式オンラインショップ「浮世絵工房」で販売します。
「エヴァ・ジャポニズム」は、浮世絵、和紙、木版画、屏風といった日本古来の表現技法を通じて「エヴァンゲリオン」を再解釈し、作品が本来持つ神話性や精神性を深い文脈で可視化するプロジェクトです。
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最新作となる本シリーズでは、江戸時代初期の名作である俵屋宗達作・国宝「風神雷神図屏風」をモチーフに採用。風神・雷神の神格をエヴァンゲリオン各機体に重ね合わせ、宗達独自の筆線や造形感覚をサンプリングして描かれています。
作画を手掛けたのは、有名アニメや特撮コンテンツのアパレル・グッズデザインを1000点規模で手掛け、墨の描く一線と子供時代のヒロイズムへの憧れを融合させた表現を追求する絵師・出雲さん。
あたかも宗達本人が描いたかのような緊迫感ある機体表現と、写実を排して筆致を生かした各キャラクターの描写が融合し、画面の中に強い物語性を立ち上げています。
展開される5作品は、それぞれエヴァの機体と搭乗するパイロットたちが、風神・雷神の持つ象徴性に寄り添う形で表現されています。
大いなる自然の脅威を象徴する雷神に、「畏怖」と「救済」の二面性を持つ初号機を重ねた「雷神図:初号機/碇シンジ」では、過酷な運命に翻弄され自我が揺らぐシンジが、目を閉じ中空にたゆたう姿で描かれています。
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また、人々を守る力を具現化した風神に零号機を配置した「風神図:零号機/綾波レイ」は、空虚さを内包しながらも毅然と立ち、成長の途上で掴みきれない目的に手を伸ばすレイの姿が印象的です。
風神の躍動感と守護の力に2号機の力強さを融合させた「風神図:2号機/式波・アスカ・ラングレー」は、危機や使命に対して迷いなく飛び込んでいく、アスカの強い意志と行動力が象徴されています。
さらに、守護を司る風神に8号機を重ねた「風神図:8号機/真希波・マリ・イラストリアス」は、困難な状況であっても笑顔を絶やさず前線へ飛び込むマリのポジティブな意思が、全身を使った躍動的な構図で表現されました。
そして、人々を導く存在としての風神にMark.06をマッチングさせた「風神図:Mark.06/渚カヲル」は、世界を俯瞰するようなカヲルの穏やかな微笑みと、すべてを受け入れるように開かれた両腕のポージングが美しく調和しています。
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商品は、一点だけでも独立した美術作品として鑑賞できる仕様ですが、屏風として横に並べることで真価を発揮する「二曲一隻」の構成。並べた際にキャラクター同士の視線や手の向き、お互いの距離感が絶妙に呼応し合い、パイロットたちの関係性や対話が視覚的に浮かび上がる仕掛けです。
製品のサイズは、展開時で縦31.4cm、横43.7cm、奥行1.0cm(折りたたみ時は横22.0cm、奥行2.0cm)で、和紙、木材、布などの素材を用いて丁寧に仕上げられています。
また、屏風の手前にお気に入りのフィギュアなどを配置することで、鑑賞者自身がその空間の情景を立体的に拡張できるという、これまでにないモダンな「和のディスプレイ空間」の演出も可能。
販売価格は各作品ともに2万7000円(税別)。伝統美術の技法によってエヴァが持つ象徴的な世界観をより深い文脈で表現した本シリーズは、アニメーションファンや工芸愛好家の間で、新たな日本文化の形を提示する意欲的な選択肢となりそうです。
(C)カラー
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