
6月3日、埼玉県内の「はま寿司」で、注文した寿司に洗剤容器に入った液体をかける動画を投稿し業務を妨害したとして、埼玉県警は無職の新西悠太(しんにし ゆうた)容疑者(43)を逮捕した。新谷容疑者は略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けた。
その逮捕からわずか1カ月後の7月6日、新西容疑者は再び同じ容疑で逮捕された。
「6月28日、1回目の逮捕とは別の『はま寿司』の店内で、しょうゆボトルの注ぎ口を指で触り、その際に動画を撮影、SNSに投稿しました。これが威力業務妨害にあたるとして、7月6日に埼玉県警は新西容疑者を逮捕しました。新谷容疑者は調べに対し、『ボトルに指が触れたかは分からない』と、一部については否認しているようです」(社会部記者)
なぜ同じ犯行を、それもはま寿司で繰り返したのか。動機については調べを待つところだが、本誌は新西容疑者の妻から、新西容疑者の“人物像”を聞くことができた。
人気キャラクターのキーホルダーが付いた、大きなキャリーケースを引きながら取材場所にやってきた妻のA子さん(33)は、とても小柄な人物だった。
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「(2回目の逮捕時は)私は仕事のため外出中でした。家には仕事をしていなかった主人だけがいて、そこに警察が来たそうです。本人は『まわりに迷惑をかけることは、2度としない』と誓い、知人が紹介してくれた精神科に通い始めたばかりでしたが……。
最初の逮捕の後、私は、はま寿司さんに電話で謝罪をしましたが、主人は謝罪に行く前に2度目の犯行をしてしまいました。謝罪をする前に、また迷惑をかけてしまったことは、本当に申し訳なく思っています。はま寿司さんから、賠償や補償の連絡はありません。
なぜ、はま寿司さんだったのかはまったくわかりません。今までお店は何度か利用していますが、トラブルもありませんでしたから」
A子さんはそう言って肩を落とす。新西容疑者は仕事をしていたのだろうか。
「今のアパートに引っ越して1年半になりますが、接客の仕事と介護助手をしている私のお給料だけで、ほとんどをやりくりしています。
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主人は、以前に住んでいたところでは清掃業とポスティングの仕事をしていて、月に10万円くらいの収入がありましたが、今のアパートは通勤に不便なところなので、採用面接に行っても『交通費がかかる』ということで、なかなか(採用が)決まらず、たまにポスティングの仕事をする程度でした。
生活は苦しいです。使っていたカセットコンロが壊れてしまい、今は野菜と豆腐の食事がほとんどです。そのため子供は、私の実家で預かってもらったり、施設で面倒をみてもらったりしています。
罰金の50万円もまだ支払えていない状況で、いろいろな方に相談しています」
新西容疑者が動画配信を始めたのは、今のアパートに引っ越してからだという。生活の“足し”にするためだったのか。
「よく『フォロワーを1万人にする』と言っていましたが、動画配信の収入はほぼゼロでした。そのあせりもあったのか、動画の内容もどんどん過激になってしまい、私も薄々『何か問題を起こさなければいいけど』と心配はしていました」
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2回目の逮捕後、A子さんは3回、面会に行ったという。
「着替えなどを差し入れしました。とても反省をしていて、『申し訳なかった』『自分に精神的な弱さがあった』『なぜ、あんなことをしたのかわからない』と言っていました。
離婚は考えていません。
主人との出会いは、ある日、私が終電を逃してしまった夜でした。たまたま駅で彼と一緒になったのです。朝までおしゃべりをして、その半年後に結婚。今年で14年目です。金づかいが荒いわけでもなく、タバコは吸わないしギャンブルも浮気もしない。頼みもしないのに、エアコンのフィルター掃除をやってくれたりします。とても優しい人です。だから、はま寿司での事件がイメージと結びつかなくて。
面会は15分と短いので、手紙を書きました。内容は『もう2度としないで。もうすぐ、私の誕生日なんだから、それまでには帰ってきて』です」
償いの道のりは長い。
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