九州新幹線の博多−熊本間で本数を減らして運転が再開し、JR熊本駅に到着した人=31日午前、熊本市西区 「ようやく自宅に戻れる」「家族が心配」。最大震度7を観測した地震で運行見合わせが続いていた九州新幹線が博多―熊本間で運転再開したのに伴い、JR熊本駅では31日午前、不安を胸に帰省した利用者らの姿が見られた。
30代の夫婦は3歳と1歳の子を連れ、帰省先の福岡県から到着した。熊本市内の自宅に向かうといい、「やっと戻れる。これから家の様子を見て片付けることになると思う」と疲れた様子で話した。
福岡市から来た会社員の女性(52)は、震度7を観測した熊本県宇城市内で1人暮らしをする父親(84)の元に駆け付ける。「3日間心配だった。給水所が遠くて、行けないみたい」と不安げに話し、ペットボトルの水を詰めたスーツケースを重そうに運んでいた。
北九州市から駆け付けた50代女性は、母(91)が熊本県益城町に住んでいる。地震後、ケアマネジャーによってかかりつけの病院に運ばれたといい、「落ち着いたら病院の母に会いたい。自宅に取り残された猫も心配だ」と語った。