
子どもが小学校に入学すると、それまでとは違う新しい環境のなかで思わぬトラブルに遭遇することもあるでしょう。親として「お互いさま」だと思おうとしても、どうしても納得がいかない理不尽な対応を学校から迫られたとき、どう動くのが正解なのかわからなくなってしまうかもしれませんね。
『クラスの男の子とトラブルになり、わが子が先生から注意を受けました』小学1年生になったばかりの娘さんがクラスの男の子(Aくん)とトラブルになり、先生から注意を受けたことを知った投稿者さん。事の発端は、Aくんが娘さんの筆箱から勝手に文房具を取り出し、下敷きや鉛筆、さらには机まで舐め回したことでした。娘さんが「汚いからやめて」と拒絶して先生に伝えたところ、その場ではAくんが注意を受けました。
ところが翌日、Aくんの親から「気持ち悪がられてAが傷ついた」と学校にクレームが入り、先生は今度は娘さんに対して「相手の嫌がることをしてはいけない」と注意したのです。投稿者さんとしては「私物を舐められれば不快に思うのは当然。正当に拒絶した娘がなぜ叱られなければならないの?」と考えるのは当然でしょう。学校側の「どっちもどっち」という対応に強い理不尽さとモヤモヤ感を抱いてしまったのでした。
私物を舐められて「汚い」と感じるのは当然!
先生の対応に対して、ママたちからは怒りの声が寄せられました。
『「は? じゃあ先生は他人から自分の持ち物を舐められたら黙って受け入れるんですか? わが家でも指導しますので、『汚いからやめて』がダメなら先生がなんと仰るのか教えていただけませんか?」って言ってやりたい。相手の親のクレームに逆らえない時点で頼りない先生だから、こっちも言うべきところは言ったほうがいいよ』
『「汚いからやめて」が通用しないんだから「やめて」だけで伝わるわけないのに。「お前の子が傷ついてる以上にうちの子が傷ついてんだよ!」って言ってやりなよ』
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『人の物を舐めなけりゃ「汚いからやめて」と言われて傷つくこともない。自業自得なのに何言ってんだ? 先生も何言ってんだ? 嫌なことをされてはっきり言えて偉いよ』
『学校の先生ってそんな人ばっかりだよ。強引に両方悪いにもっていきたい。これはね、言っても無駄だけど「先生はご自分の使う机や私物を舐められて平気ですか?」って言って』わが子のお気に入りの文房具や机をベッタリ舐められる……。想像しただけでゾッとしてしまう方もいるでしょう。それなのに相手の親から「うちの子が傷ついた」と文句を言われた途端、先生が「相手の嫌がる言葉を使っちゃダメ」とわが子を注意するという急展開。あまりにも理不尽で、投稿者さんが言葉を失ったのも無理はありません。
学校の先生はときに、クレーマー気質の親をなだめるために「どっちもどっち」とする安易な両成敗でその場を収めようとしがちだと、ママたちはため息交じりに語りました。言うまでもありませんが、今回のケースでは原因をつくったのはAくん側です。大切な私物を舐められて「汚い」と思うのは、衛生面でも感情面でも至極当たり前な反応ではないでしょうか。学校のことなかれ主義に惑わされて、「うちの子の言い方が悪かったのかな……」なんて自分たちを責める必要はどこにもないはずです。
「NO」と言えた娘さんは素晴らしいよ
『娘さんは謝る必要ない。人の物を舐めないように指導しろって突っぱねていいよ。Aくんが本格的にヤバそうなら、距離をとるようにお子さんに伝えたほうがいいし』
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『娘さんは間違っていない。「堂々としていなさい」って伝えたらいいよ。先生には「私物を舐めたことを汚いと注意することの何が、『嫌なことをしてはいけない』になるのか、お答え願います」って言ったほうがいい』
『娘さんは悪くないよ。舐められたら汚いに決まってる』今回のケースで特に心配すべきなのは、娘さんの心でしょう。勇気を出して「やめて!」と言えたはずの娘さんが、先生から注意されたことで「私が悪かったのかな」と自分を責めるようなことがあってはいけません。
ママたちの言う通り、親である投稿者さんが「はっきり嫌だと言えたね、すごく偉かったよ!」「あなたは間違っていないから堂々としていていいんだよ」と、言葉に出して全肯定してあげることが大切でしょう。今後たとえ外の世界で理不尽な目に遭っても、「親は100%自分の味方でいてくれる」という絶対的な安心感があれば、必要以上に傷つかずにすむかもしれません。
わが子を守る!今後の立ち回り方は?
とはいえ、これから続く長い学校生活。自分の常識が通じなさそうな相手や、波風を立てたくない先生を相手に、どのように立ち回るのが賢いのでしょうか。
『どちらにしても、先生に「他人の物は勝手に触らない、人の持ち物を舐めてはいけない、学校の設備を舐めてはいけない、ってAくんと親御さんに注意をしてください。席を離してください。こんなことじゃ授業もまともに受けられません」って言うかな』
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『娘さんには、Aくんにはあまり関わらないことを言い聞かせよう。Aくんがまた絡んできたら、「やめてね」だけにとどめて先生に報告。先生には「大人が聞いても『汚い』と思うし、大人同士でそんなことをされたら普通に相手に『汚い』とは伝えると思うんですよね。そもそも舐めなければそんな感想は出てこないと思うし」と、少し圧かける』まず娘さんには「次からは『やめて』とだけ言って、すぐに先生を呼びにいこうね」と、自分を守るための具体的なテクニックを教えましょう。そして個人面談や連絡帳を通じて「大人だって同じことをされたら汚いと思う。当然ですよね」と冷静に伝えつつ、「今後は席を離してください」と具体的な要求を伝えるのがよいと提案されました。ブレない軸をもって接すれば、弱腰な学校側も「これ以上なぁなぁにはできない」と察し、真剣に動かざるを得なくなりそうです。
小学校という小さな社会では、ときとして大人の常識では測れないような斜め上のトラブルや、教育現場のことなかれ主義による理不尽な「お互いさま」を押しつけられることがあるかもしれません。しかしわが子の心を守るためには、相手や学校側に「それはおかしい」と毅然と伝えることが必要なのかもしれませんね。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・マメ美

