限定公開( 3 )

米プロバスケットボールNBAクリッパーズの八村塁(28)が、24年パリ五輪以来2年ぶりの日本代表復帰を果たした。14日、東京・有明アリーナで男子日本代表の公開練習に参加。韓国との2連戦(15、16日)に向けて調整した。日本協会(JBA)とは関係がこじれていたが修復。「日本代表に戻れたので、僕としてもすごいうれしい」と喜びをあらわにした。
◇ ◇ ◇
すっきりとした表情だった。「JAPAN」の文字入り黒色Tシャツ姿の八村が、シュートの感触を確かめた。前日13日にチームに合流。W杯アジア2次予選前最後の実戦となる韓国との2連戦に向けて調整した。パリ五輪以来の代表活動に「日本代表に戻れたので、僕としてもすごいうれしい。日本人として、日本の国旗を背負えることをすごく誇りに思う」と喜んだ。
モヤモヤは晴れた。パリ五輪前からトム・ホーバス前監督の発言が発端で意思疎通に行き違いがあり、亀裂が入っていた。五輪後は、同監督の指導方法に疑問を呈し、続投を決めたJBAに対して批判を繰り広げていた。昨年9月に就任した島田会長がコミュニケーションを取り続けて関係修復に努めた。八村は「今日本のバスケは黄金時代。それを無駄にしてはいけない。チームが崩れてはいけないと思ったので」と、代表復帰決断理由を説明した。
新体制になったことで代表復帰の道が開いた。今年2月に桶谷大監督(48)に交代した。新指揮官を八村は「オケさん」と親しみを込めて呼び、「日本一丸となって」と共闘を誓う。同監督は「世界最高峰のスター選手」と期待し「塁がモチベーションを持って帰って来てくれているところは、やっぱりありがたい」と歓迎した。
|
|
|
|
W杯アジア2次予選アウェー・サウジアラビア戦(日本時間28日)ホーム・カタール戦(31日)前最後の実戦となる韓国戦は、21年東京五輪以来5年ぶりとなる日本国内でのプレーとなり「すごい楽しみ」と心待ちにする。出場に向けて「やる気満々」(同監督)で、起用は確実。28年ロサンゼルス五輪出場権につながるW杯切符を見据え、「負ける気はない」と闘志を燃やした。八村が再び日本のために戦う。【保坂果那】
<八村と日本協会の騒動>
◆23年9月3日 W杯でパリ五輪出場権を獲得した一夜明けの会見で、ホーバス監督(当時)が、代表でのプレーを八村が希望する場合について「彼から声をかけてくるべきだ」と日本語で発言
◆同22日 同監督がJBAを通じ「私の意図とは違う意味」と補足説明
◆24年10月25日 JBAがホーバス監督の続投を発表
|
|
|
|
◆同年11月14日 グリズリーズ戦後、八村がホーバス監督への不満やJBAについて批判を展開
同24日 ナゲッツ戦後、八村が「プレーヤーファースト(選手第一)の精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくないし、そういう団体とはやりたくない」と協会への不信感をあらわにした
◆25年2月12日 ホーバス監督が八村との問題について「残念。とても」と発言
◆26年2月2日、JBAがホーバス監督との契約終了を発表。桶谷監督の就任が決定
◆同年8月3日 JBAがW杯アジア2次予選に向けた日本代表強化合宿参加メンバーを発表し、八村が代表復帰を果たした
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。