
長期休暇や有休のあと、職場で「どこか行ってきた?」という会話が交わされることがあるのではないでしょうか。何気ないコミュニケーションのひとつとして定着している一方で、「旅行したことをあえて言わない」というママも少なくないようです。
『旅行したことは職場の人には言わない。お土産も買わない』その背景には、単なる節約だけではなく、職場との距離感や人間関係への考え方があるようです。ママたちからも、さまざまな本音が寄せられました。
職場で旅行の話はしない人
まず見られたのは、職場では必要以上に話したくないとの声でした。
『同じく何も言わない。プライベートについて話したくない。職場にお土産を買って行く気持ちもない』
『聞かれたら言うけれど、自分からは言わない。お土産も買って行かない』
『自分ばっかりお土産を買って行っていることに気づいて、言うのも買うのもやめた。職場の人とは線引きしている。友だちではないので』
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『旅行なんて言ったら妬まれたり、お土産を催促されたりする。「ここに寄ったら?」とかスケジュールに口を出されるのもイヤだった』せっかくの気分転換なのに、旅行先で職場の人間関係を思い出してしまう。そんな経験から、「もう言わない」と決めた人もいるようです。また、お土産代の負担を理由に挙げる声も少なくありませんでした。
『言ったらお土産を買わないといけなくなるから』
『お土産代で1日分の働いたお金が飛ぶ』気持ちだけのお土産のはずが、馬鹿にならない金額になってしまう場合もあるでしょう。また、全員に行き渡るか気になってしまうこともあるかもしれません。楽しい旅行のはずが、お土産の心配で終わってしまうのは、本末転倒ではないでしょうか。
「言うなら買う」が暗黙のルール?
一方で、「旅行したことを言うなら、お土産は買う」という考え方の人もいました。
『長めの休みのときは買って行くよ』
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『有休を取ったなら買う』
『みんながお土産を買ってきてくれる職場だから、自分も買う。買わずに旅行のことについて口を滑らせて気まずい思いをするくらいなら、最初から買って行く』そこには、「お互いさま」の感覚や、職場の空気に合わせたいという思いがあるようです。投稿者さんの職場では、ワンフロア40人ほどの全員にお土産を配り、さらにひとつずつ手渡しする風習があるとのこと。これがわずらわしいと感じているようです。コメントのなかには、状況によって線引きしている人もいました。
『ゴールデンウィークみたいにみんな休みなら買わない』
『県外なら買うけれど、県内は買わない』
『海外旅行は買うけれど、1泊2日なら買わない』
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言わないけれど、お土産は楽しみ
旅行することは事前に言わないけれど、お土産は買うというママもいました。事後報告にすることで、お土産のストレスがなくなるかもしれません。
『お土産を買うのは楽しいじゃん。旅行の楽しみのひとつ』
『渡すときに言うかな』このタイプの人たちは、「義務だから買う」のではなく、自分が楽しみたいから買う感覚に近いようです。自分のペースで気持ちよくやり取りできるかもしれません。また、「お土産はいらないけれど、旅行の話は聞きたい」というコメントもありました。
『良かった場所とか、おいしかったものを話の流れで聞けたら楽しい』旅行そのものより、雑談のきっかけとして楽しみにしている人もいるのでしょう。また自分の旅行の参考にもなりそうです。
お土産文化は善意だけでは成り立たない?
さらに話題になったのは、「お土産文化そのものが苦手」という声です。
『お土産文化って実はめちゃくちゃイヤ。知らないうちに「お菓子外し」という仲間はずれとか、不満や妬み、嫉妬が出てくる』
『お土産を買ってもアンコが嫌いとか、チョコはムリとかご当地特有のお菓子がムリな人がいる』もちろん、お土産文化を楽しんでいる職場もあります。ただ、価値観が多様化している今、「旅行したらお土産を買うべき」「職場には話すべき」といった暗黙のルールに窮屈さを感じる人が増えているのかもしれません。
話したい人は話せばいいし、話したくない人はムリに合わせなくてもいい。お土産もまた、義務ではなく、それぞれの気持ちの範囲で選べる空気があると、お互いにもっと気楽でいられるのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・天城ヨリ子

