
大切な家族を亡くした悲しみのなかで、さらに心をえぐるような事実が発覚する……。そんな出来事は、ドラマや小説のなかだけの話だと思いたいものです。しかし実際には、思わぬ落とし穴があるようです。
『亡くなったあとにパートナーの浮気発覚。そういう話って本当にあるのでしょうか? 実際に身の回りでそういう話があったという人はいますか?』この投稿に、人の心の複雑さが垣間見えるコメントが集まりました。
突然死で発覚した“もうひとつの顔”
ある人は、元カレの母親のエピソードを語っています。
『美人のシングルマザー。妻子がいる彼氏とつき合っていて、彼氏名義のマンションで生活していたらしいのだけれど、彼氏が突然死した。彼氏の子どもがマンションにきて「父が亡くなったので出て行って」と言われて追い出されたらしい』元カレの母親は、恋人に生活を支えてもらっていたため、突然すべてを失うことになったそうです。恋愛関係そのものだけではなく、生活基盤まで相手に依存していた場合、死によって現実が一気に押し寄せてくるのでしょう。また、別のコメントでは、亡くなった男性の“最後の旅行”が問題になっていました。
『私のいとこの男性。2人目が産まれてすぐ亡くなったのだけれど、亡くなった場所が遠く離れた観光地で、奥さんも「実家に行くと聞いていた」と話していたらしく、何かあるなと思った』その後、妻がスマホを確認したそうです。
『亡くなる前日の待ち合わせまで、女性と旅行するやり取りをしていたって』
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遺品整理で見えてしまう“秘密”
「死後の秘密」が発覚する場面として挙げられたのが、遺品整理やスマホの確認中でした。
『よくある話だよ。遺品整理していたら隠してきたものが出てくるの』アルバムや手紙、古い携帯電話、SNSの履歴……。本人が生きている間は見えなかったものが、亡くなったあとに突然姿を現す場合があるようです。さらに、こんな意見もありました。
『男って、過去の恋愛を引きずるよね。思い出もしっかり保管しているしね』もちろん男女差を一概には言えないのかもしれません。しかし昔の恋人との写真や手紙を長年保管している男性もいるのではないでしょうか。何気なく残されていた箱やデータのなかに、家族が知らなかった一面が眠っていることもあるのでしょう。また、最近はスマホやクラウド管理によって、あとから情報が見つかるケースもありそうです。
相続問題から明るみに出るケースも
さらに深刻なのが、相続をきっかけに秘密が発覚するケースです。
『「相続になると出てくる」って言うよね』
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『地方新聞に死亡広告が出るしね』連絡したくない人にも知られる場合があるのでしょう。また、本人が手配した弁護士や遺言書を通じて、愛人や認知していない子どもの存在が明らかになるケースもあるようです。
『亡くなった後、隠し子が何人か出てきた人が親族にいる』もし本当なら、家族にとってはかなり大きな衝撃でしょう。感情面だけではなく、相続権など現実的な問題にも直結するため、残された家族の負担は計りしれません。一方で、
『そのぶん、詐欺も結構あるらしい』という声もあり、亡くなった人に関するトラブルには慎重な対応が必要なのでしょう。
“裏切り”だけではない複雑な感情も
興味深かったのは、「秘密=不倫」という単純な話ばかりではなかったことです。
『仲良い友だちのお母さんが亡くなって何年もしてから、ラブレターが発掘された。けれど、相手は学生時代の元カレで、別れてからは互いに家庭もあって文通だけの関係だったみたいだから、少し違うかな』
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知らないままのほうが幸せなこともある
亡くなったあとに知る秘密は、残された人にとって強い衝撃になるでしょう。しかし同時に、人は誰しも“家族に見せている顔だけ”で生きているわけではないのかもしれません。誰にも言えなかった感情や過去を抱えたまま人生を終える人もいるのでしょう。
残された側にとって本当に大切なのは、最後まで一緒に過ごした時間や、自分が見てきた相手との関係。その記憶まで、突然見つかった秘密ひとつで否定されるわけではないのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・猫田カヨ

