
結婚をすると、周囲から「子どもはまだ?」と聞かれることがあるかもしれません。悪気なく発せられた言葉だったとしても、事情を抱えている人を深く傷つけてしまう可能性もあります。とくに不妊治療や婦人科系の疾患は、夫婦の間でも気持ちに温度差が生まれやすく、誰にどこまで話すべきか悩む人も少なくないでしょう。
『私たち夫婦は共に29歳で、結婚4年目です。もともとふたりとも子どもをもちたいと思っていました。結婚当初から義両親には子どもを期待されています。義母は自分の姉に孫がふたりいて、今年中にもうひとり増えることが羨ましいそう。義実家に行くたびに、姉の孫へのプレゼント選びを手伝わされます』しかし投稿者さんには子宮の疾患があり、妊娠には手術や体外受精が必要になる可能性があるとのこと。そのことを義両親には伝えていないそうです。旦那さんは、「親がかわいそうだから言わない」「あと5年は黙っていたい」と話しているようです。
『義両親に不妊のことを伝えるべきですか?』投稿者さんは、女性にとって苦しくデリケートな悩みを抱えているようです。
不妊はツライ。でも、話すかどうかは慎重に
ママたちから、まず投稿者さんの苦しい立場に寄り添う声があがりました。
『プレゼント選びにつき合わされるの、今の状況ならかなりしんどいよね。しばらくは自分の精神衛生を優先して、健やかに過ごしてほしい』周囲にとっては何気ない時間でも、投稿者さんにとっては強いプレッシャーになっているのでしょう。また、「病気のことをどこまで話すかは難しい問題」としつつも、義両親との関係性によっては伝えてもいいのでは、という声もありました。
『義両親が思いやりのある人なら、話したほうがラクになる場合もある』
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「5年後が怖い」。旦那への厳しい声も
一方で、ママたちが厳しく指摘していたのは、旦那さんの対応でした。
『親がかわいそうって、なんで親の気持ちが最優先なの?』投稿者さんは、義両親からのプレッシャーを日常的に受けています。しかし旦那さんは、その状況を止めるどころか、「言わずにやり過ごしたい」と考えているよう。そのため、「5年後にもっと大きな問題になるのでは」と不安視する声も目立ちました。
『期待させ続けて、そのあとに落胆させるの?』
『5年後に義父母の怒りの矛先が、投稿者さんに向かう気がする。そして、そのときに旦那は妻を庇わないと思う』さらに、「旦那が投稿者さんを守ってくれるように見えない」という厳しい意見もありました。
『今の時点で守ってくれない人は、5年後どころかなにがあっても、自分が良ければそれでいいという行動しか取らない』
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「時間は待ってくれない」。治療を急いだほうがいいという意見
実際に不妊治療を経験したママからも、コメントが届きました。
『私の経験ですが、できるだけ子宮のキズを小さくするため、投薬治療を1年半してからの手術でした。そこからまた段階を踏まないといけない』また、「旦那さんがもっと知識をもつべき」という声も目立ちました。
『旦那さんも一緒に病院で説明を聞いたほうがいい』妊娠や出産の負担は女性側に偏りやすいからこそ、「まだ大丈夫」と先延ばしにすることに危機感を覚えるママもいました。さらに、「義両親に話すことで、逆に協力を得られる可能性もある」という意見も。
『治療中は送迎やサポートが必要になることもある』もちろん、どこまで話すかは夫婦の自由です。しかし、なにも決めないまま時間だけが過ぎることを心配するコメントが少なくありませんでした。
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大切なのは「義両親にどう思われるか」ではなく夫婦の意思
ママたちは、「義両親に話すべきか」ということ以上に、「夫婦がどう生きたいのか」を考えるべきだと言います。
『子どもを望むのか、夫婦ふたりの人生を選ぶのか、まずはそこを話し合うべき』不妊の問題は、とても繊細です。だからこそ、「親がかわいそうだから」「期待させたくないから」という周囲の気持ちを考えて決めるのではなく、夫婦自身が納得できるかたちを見つけることが大切なのでしょう。
『妊娠出産するのは義両親でも旦那さんでもなく、投稿者さんなので、投稿者さんが決めていい』妊娠や出産は、周囲の期待で進めるものではありません。また、不妊のツラさは抱えた人でないとわからない部分もあるでしょう。まずは一度、きちんと旦那さんに苦しさを伝えてみてはいかがでしょうか。そのうえで義両親への説明をどうするかも含めて、夫婦が同じ方向を向いて話し合うことが必要なのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko

