長期保管で燃料性能に影響も=不向きな物質に変化―再処理工場
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2026年09月13日 07:31 時事通信社

日本原燃の再処理工場(青森県)では、全国の原発から運び込まれた使用済み核燃料に含まれるウランやプルトニウムを抽出。隣接する別の工場でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料に加工して再利用できるようにする。ただ、再利用されるはずのプルトニウムの中には、貯蔵プールで長期保管するうちに燃料に適さない、別の放射性物質に変化するものがある。
問題のプルトニウム241は原子炉の中で生成される人工の放射性物質。一般的な使用済み燃料にはプルトニウムが約1%含まれているが、そのうち1割ほどを占めている。放射線(主にベータ線)を出して、半減期14.3年でアメリシウム241に変わる。
再処理に詳しい東海大の浅沼徳子准教授(原子力工学)によると、アメリシウム241はプルトニウム241に比べて核分裂反応が起こりにくい上、中性子を吸収する性質があり、「燃料に含まれると性能が悪くなる」という。
一方、アメリシウム241に変わることで放射線量や温度が上がるため、管理が大変になるとされる。
原燃は「プルトニウム241の減少量はわずかで、核燃料サイクルへの影響は小さいと考えている」と説明。ただ、再処理から時間が経過した古いMOX燃料の原料に、処理後間もないものを混ぜてアメリシウム241の濃度を薄める手法や、原料からアメリシウム241を除去する「再再処理」の設備導入などを検討している。
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