空自の米国製大型無人偵察機グローバルホーク=2023年1月、青森県三沢市 航空自衛隊の大型無人偵察機グローバルホークとの通信が鳥取県沖で途絶えた事故で、空自は16日、機体が墜落したと断定した。事故調査委員会を立ち上げ、周辺海域の捜索を続けるとともに、緊急時のアラートの作動状況などを調べている。
空自によると、グローバルホークは15日午前10時20分ごろ、三沢基地(青森県)を離陸。午後0時55分に通信不良が発生し、3分後にレーダーから航跡が消失した。同基地の隊員が衛星通信で操縦していたという。
付近の海上を捜索していた海上保安庁の巡視船が、機体の一部を発見。空自が機体の写真を確認し、墜落したと断定した。
機体には有人機と同様、トラブル発生を操縦者に知らせるアラートが搭載されている。空自は通信不良前にアラートが作動し、基地の操縦者が状況を把握できていたかなどについても調査を進めている。
空自は任務中の飛行だったと説明しているが、任務内容や飛行経路などは明らかにしていない。事故後は訓練での飛行を見合わせているという。