
いまやアニメ制作の主流はデジタル。そんな中、あえてセル画を作り、それをフィルムで撮影・現像する。そんな挑戦が、2026年放送のTVアニメ「さよならララ」で行われていました。
オープニング映像で使用されたのは、実際にセル画を描いて制作された5カットのアナログパート。その制作の舞台裏を、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスが9月18日に公開しました。
「さよならララ」は、アニメーション制作会社・キネマシトラスの設立15周年記念作品として制作されたオリジナルTVアニメ。童話「人魚姫」をモチーフに、約200年の時を経て滋賀県・琵琶湖に蘇った人魚姫・ララの物語が描かれています。
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7月に公開されたオープニング映像で、一部のカットに採用されたのが「セル画」です。
映像中の5カットでは、現在では主流ではなくなったセル画によるアニメ制作が実際に行われました。
しかも今回の挑戦は、セル画を作ったところでは終わりません。
完成したセル画を物理的なフィルムで撮影・現像し、そのフィルムを4Kでスキャン。さらにカラーグレーディングを施して、最終的な映像へと仕上げられました。
IMAGICAエンタテインメントメディアサービスによると、同社にとってもアニメーションのフィルム撮影・現像は「10年以上ぶり」だったとのこと。同社は現在、国内唯一という映画用フィルムの現像拠点「大阪プロダクションセンター」を有しています。
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ただし、かつてとまったく同じ条件で撮影できたわけではありません。
以前使用されていた感度100のフィルムがすでに生産終了していることから、現在入手できるフィルムに合わせて露出を調整。さらにネガ、ポジ、イマトンポジを比較したほか、4Kスキャンによる情報の保持など、事前テストではさまざまな検証が行われたそうです。
セル画とフィルムというアナログな制作工程に、4Kスキャンやカラーグレーディングといった現在の技術を組み合わせて作られた「さよならララ」のオープニング映像。その独特の質感は、こうした工程を経て生み出されました。
なお、今回の制作工程や事前テストの詳細は、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスの公式サイトで「“本物のセル画”に挑む。小出卓史監督が語るTVアニメ『さよならララ』OPアナログパート制作の舞台裏」として全文公開されています。
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(c)キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026091803.html|
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