
NO WARプロジェクト「つなぐ、つながる」です。87歳の画家が、空襲の体験と水爆実験の悲劇を絵本にしました。子ども達に伝えたい。戦争の色が描かれています。
「爆弾が降ってきて、まさに降ってきたという感じ」
黒田征太郎さん(87)。北九州市を拠点に活動する画家で、イラストレーターです。6歳のころ、兵庫県西宮市で空襲に遭いました。
画家・イラストレーター 黒田征太郎さん
「でかい水が落ちてくるような、大雨のようなザーザーザーと」
黒田さんが見たのは、変わり果てた町並み。
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黒田征太郎さん
「用水池に頭だけ突っ込んで、足は焦げてしまって、亡くなっている。死んでいました。消えません、この思い出は」
小学3年
「戦争の話が怖かった。悲しい話だった」
黒田さんは、「戦争」や「いのち」をテーマにした絵を描き続けてきました。
そして今年、新たに絵本を製作しました。物語の題材は、1954年にビキニ環礁での水爆実験に巻き込まれたマグロ漁船、第五福竜丸。
黒田征太郎さん
「(去年、友人が)この写真を送ってきた。第五福竜丸、まだ生きているんだ。残った船体は人間のバカさ加減を訴えている」
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『とつぜん 西の空が まっ赤に燃えあがりました。おおきなキノコのような雲がわいています。第五福竜丸は ぐわ〜ん ぐわ〜んとゆれ 海の底から つきあげられました』
戦争を体験した黒田さんが、子どもたちに一番に伝えたいことは…
黒田征太郎さん
「戦争は殺し合いだからね、いのちの取り合い。そんなものはやめたほうがいいよ、思わない?『絵を描くこと』はみんなのもの。絵も音楽も、人間が自分たちが楽しくなるためにつくった。楽しもうよ」
ページをめくるたびに迫ってくるような色遣い。これが黒田さんが見た「戦争の色」です。
黒田征太郎さん
「なんで殺し合いするのかな。大きな声を上げて戦争反対とはしませんが、一生懸命、じじいと付き合ってくれる子どもたちのことを考えたら、(戦争は)ないほうがいい」
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