ファミチキ20周年、なぜ売れ続ける? 「味を変えない」戦略で累計販売数29億食に

22

2026年09月28日 15:11  ITmedia ビジネスオンライン

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia ビジネスオンライン

20周年を記念して「成人式」を実施

 ファミリーマートは、発売20周年を迎える「ファミチキ」を記念して、「大人味」をコンセプトにした新フレーバー3種類を9月29日から順次、数量限定で発売する。


【画像】新フレーバー3種類を発売


 ラインアップは、ブラックペッパーとスモークの風味を合わせた「スモーキーペッパー味」、2種類のごまと山椒の風味を組み合わせた「ごま山椒味」、ペパロニピザ風の味わいを再現した「ピッツァ味」(いずれも258円)の3種類だ。大人味をテーマにお酒にも合う味わいを意識したものの、子どもも含む幅広い層に向けて開発した。


 ファミチキは発売から20年がたち、当初の購入者も年齢を重ねた。現在は30〜50代男性が中心で、昼食や軽食としての購入が多いという。今後は、女性や20代の若年層に加え、夕食のおかずやおつまみとしての需要も取り込みたい考えだ。


 20周年を記念し、数量限定で「おうちでファミチキセット」(4560円+送料)も発売する。9月28日から予約を受け付け、11月上旬以降に届ける。セットには、揚げたてのファミチキを自宅で楽しめる冷凍ファミチキ10個と、ファミチキを揚げるために開発された「ファミチキ揚げ油」2本を同梱する。


 同商品は2021年にも数量限定で販売した。販売終了後には再販を求める声が多く寄せられたことから、20周年を機に再び販売する。


●29億食突破、売れ続ける理由は「味を変えない」


 ファミチキは2006年、骨なしフライドチキンとして発売した。2013年には累計販売数が5億食を突破。発売10年目の2016年には10億食を超え、同年に初の新フレーバー「甘辛味」を発売した。その後も販売数を伸ばし、2023年には20億食を突破。2026年7月には29億食を超えた。


 7月には、ファミチキを入れる袋も9年ぶりに刷新した。ファミマのクリエイティブディレクターを務めるNIGO氏が手掛け、赤と黄色のラインを斜めに配したデザインを採用している。


 ファミマは2030年までに、累計販売数40億食を目指す。


 ファミマの商品本部 ファストフーズ部長の高倉一真氏は「一般的な商品だと、20年販売すると伸び悩む時期もあるが、ファミチキに関しては多くのお客さまに愛され続け、右肩上がりで推移している」と話した。


 長く売れ続ける背景の一つが、定番商品の味を変えていないことだ。2016年に新フレーバーを発売するまで、ファミチキは1種類の味だけで販売してきた。現在も定番のファミチキの味は発売当初から変えていない。


 味を変えないことで、子どもの頃にファミチキを食べていた人が大人になってからも購入し、さらに自分の子どもと一緒に食べる――という世代をまたいだ需要にもつながっているという。


 近年は、訪日外国人にも人気だ。SNSでは、海外の店舗では扱っていないファミチキを、日本旅行の目的の一つにしているという投稿もみられる。高倉氏は、今後について「世界のソウルフードを目指し、よりお客さまに支持されるように発信していきたい」と意気込む。


 ファミマはファミチキの発売日である10月17日を「ファミチキの日」として制定。独自の記念日や周年を認定している日本記念日協会(長野県佐久市)から正式に認定を受けた。高倉氏は「20周年という節目に、このような記念日を制定いただいたのは非常にうれしく思う。ファミチキの日を通じて、日頃の感謝をお伝えするとともに、ファミチキの新たな魅力を届けていきたい」と話した。



このニュースに関するつぶやき

  • 俺、小人(こびと)味がええな。
    • イイネ!0人
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(15件)

ニュース設定