
面談当日。放課後の静かな教室に向かいながら、私は何度も深呼吸を繰り返していました。カナミが怯えていた「サキちゃんの正義」を、担任のモリ先生はどう捉えているのか。それを確かめるのが今日の目的です。ある程度話が進んだあと、私は言いました。

モリ先生は本当に誇らしげに語りました。この先生の目には、お残しの数字が減ったことだけが「実績」として映っているのでしょう。その数字の裏では、空腹を我慢している子がいることにまったく気づいていないようです。

私が指摘すると、モリ先生は意外そうな顔をしながら「おかわりしたい人は自由に行っていいと言っている」と言います。
私はさらに「まわりの目があるなかで引っ込み思案な子がおかわりに行くのは勇気がいること」と必死に伝えたのですが……。
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的外れ。その一言に尽きました。この先生は、「本人が勇気を出せばいい」という精神論でシステム自体の歪みを放置しているというのに、気づきもしていません。きっとサキちゃんという、「声の大きな正義」に巻かれている自覚すらないのでしょう。
モリ先生との面談で給食の窮状を訴えましたが、先生は「食べ残しゼロ」を実績として盲信し、サキちゃんの活動を絶賛するばかりでした。空腹を強いるシステムの歪みを指摘しても「本人が勇気を出しておかわりをすればいいだけのこと」と精神論で片づけるだけ。話が通じなさすぎて絶望感に襲われてしまいました。先生が「声の大きな正義」に加担する現状に途方に暮れていたところ、廊下でベテラン養護教諭であり、上の子でママ友でもあるワタナベ先生に遭遇して声をかけられました。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・海田あと
