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米SpaceXは6月6日(現地時間)、超大型宇宙船「Starship」の4回目の打ち上げを実施した。Starshipは、軌道投入したのち地球への再突入を実行。途中Starshipを覆う耐熱タイルが多数剥がれ、フラップも損傷を受けるなどのトラブルに見舞われたものの、無事着水に成功。「再利用できる超大型宇宙船」へ大きく前進した。
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Starshipは再利用を想定した超大型宇宙船で、1段ロケットの「Super Heavy」と、2段ロケットと宇宙船と兼ねたStarship本体で構成される。これまで3度の打ち上げを実施しており、2024年3月の打ち上げではSuper Heavyの分離後、Starshipは予定軌道に到達したものの、再突入時にStarshipとの通信が途絶え、追跡不能となっていた。
4度目の打ち上げでは、StarshipはSuper Heavyと分離したあと予定軌道に到達し、大気圏への再突入を実施した。Starshipは大気圏でプラズマに覆われながらも安定した飛行でインド洋を目指し、耐熱タイルが多数剥がれたりフラップの損傷などに見舞われたりしたものの、無事着水に成功。メキシコ湾に着水したSuper Heavyとともに地球への帰還を初めて成功させた。
SpaceX CEOのイーロン・マスク氏は、再突入からの帰還成功を受け、X(旧Twitter)上で「素晴らしい成果を達成した@SpaceXチームの皆さん、おめでとう!!」とポストした。
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