米オープンAI、技術トップも退社=幹部流出止まらず

4

2024年09月26日 09:02  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

米オープンAIのムラティ最高技術責任者(CTO)=2023年10月、カリフォルニア州ラグナビーチ(AFP時事)
 【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIのムラティ最高技術責任者(CTO)が25日、X(旧ツイッター)への投稿で退社することを明らかにした。詳しい理由は説明していない。同社は今年に入り、共同創業者や安全対策の幹部が相次いで辞任しており、人材流出が止まらない状況だ。

 ムラティ氏は同僚に宛てた書簡で、アルトマン最高経営責任者(CEO)らへの謝意を表明。論理的思考力を高めたAIの基盤モデル「オープンAI o1(オーワン)」の発表を終え、「私個人の探求のため、時間と余裕をつくりたい」と述べた。

 オープンAIでは昨年11月、アルトマン氏がCEOを解任される騒動が発生。ムラティ氏は一時、暫定CEOを任された。アルトマン氏の経営手法への懸念を取締役会に伝え、解任を決める背中を押したと報じられている。ただ、アルトマン氏復帰後はCTOとして残っていた。

 騒動を巡っては、今年5月に共同創業者でアルトマン氏に解任を告げたイリヤ・サツキバー氏が退社。時期を同じくして安全対策の高度化を担うチームの元責任者ヤン・ライク氏も、経営陣が安全性より事業拡大を優先していると批判し、会社を去った。8月には創業メンバーのジョン・シュルマン氏も競合他社への転職を明らかにした。 

このニュースに関するつぶやき

  • やっぱり、MSが送り込んだ連中がアルトマンを追い出したのは正解だったんじゃね?www
    • イイネ!0
    • コメント 4件

つぶやき一覧へ(3件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定