映画『ルックバック』興収20億円突破 公開3ヶ月も客足衰えず

8

2024年10月08日 13:24  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

劇場アニメ『ルックバック』ビジュアル (C)藤本タツキ/集英社 (C)2024「ルックバック」製作委員会
 アニメ映画『ルックバック』(6月28日公開)が、きのう7日までに累計動員数117万4660人、興行収入20億234万7580円を突破した。

【画像】泣ける…映画『ルックバック』名シーンの場面カット

 6月28日の公開以降、口コミが拡がり続け異例のロングラン上映を続けている『ルックバック』。宣伝担当によると公開から3ヶ月後も客足が衰えることがないそうで、公開15週目にして総動員数117万人、興行収入20億円を突破した。

 7月31日より全世界での上映も順次スタートし、世界20以上の国と地域で公開され、全世界興行収入の累計が500万ドル以上(約7.4億円)(10月8日現在、1ドル=148円換算)を突破。SNSでは、「エンディングクレジットで全員が立ち上がれなかった…」、「歴史に残る重要なアニメ映画のひとつ」など絶賛するコメントが寄せられている。

 今回の興行収入20億円突破を記念して、10月11日より全国の『ルックバック』上映劇場にて、コメンタリー副音声上映が決定。押山清高監督と、原動画を担当した伝説のアニメーター井上俊之氏2人のトークとなり、無料のスマートフォン専用アプリ「HELLO! MOVIE」を使用し、劇場でイヤホンを装着しスマートフォンで音声を再生することで作品を鑑賞しながら副音声を楽しめる。

 冒頭、空から藤野の家に映像がどんどん寄っていくシーンでは、井上氏が「辛く大変なシーンだった」と笑いを取りながら、押山監督が、「これだけアナログで描いているのに、カメラがなめらかに降りていくようにすることは技術的にも大変だったと思う」と言うと、「デジタルの技術を使えば、ある程度ベースは作れるんだけど、なんせ手描きなもんですから(笑)」とコメント。

 井上氏は、「作画的にはカロリー低そうに見えても、地味にボディブローのように大変なカットがある」、「“今作では映り込みを大事にしたい”という押山監督の意向でキャラクターの目や机面に映りこむ紙や、部屋の本棚に反射する蛍光灯の光など、作画的には手間なため、普段は絶対にやらないようなことをやっている」など、制作の裏話を明かしている。

 『チェンソーマン』作者・藤本タツキ氏が描く『ルックバック』は、小学4年生の藤野と不登校の同級生・京本2人の漫画を通した成長ストーリーで、ある日、すべてを打ち砕く出来事が起きる。2人が描いた4コマ漫画が学年新聞に掲載されてから始まる青春物語で、中学生、高校生…と2人の人生を描いている。

 『少年ジャンプ+』にて2021年7月19日に全143ページからなる長編読切作品として掲載されると、「天才だわ」「衝撃すぎて何も言えない…」などと大きな反響を呼び、初日で閲覧数250万以上を記録。『このマンガがすごい!2022』オトコ編1位、『マンガ大賞2022』ノミネート作品にも選ばれた。映画は河合優実と吉田美月喜のW主演となっている。

このニュースに関するつぶやき

  • チェンソーマンのレゼ編はいつなのか… それにしても第二部の展開がグダグダ過ぎてダレてきた。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

ニュース設定