限定公開( 1 )
日本体操協会は8日、都内で臨時理事会を開き、2028年ロサンゼルスオリンピック(五輪)に向けた各部門の強化本部長を決定し、体操女子は21年東京五輪銅メダリストの村上茉愛さんが選ばれた。28歳での抜てきとなる。
五輪には2大会に出場。リオデジャネイロ五輪では団体総合4位に貢献。エースとして臨んだ東京大会では個人総合5位、種目別床運動では日本女子57年ぶりのメダルを獲得した。種目別床運動で金メダル、平均台で銅メダルを手にした21年世界選手権を最後に現役を引退し、指導者として後進の育成にあたっていた。
男子は村田憲亮氏(40)、トランポリンの男子は人見雅樹氏(42)が新任となり、同女子の丸山章子(51)、新体操の村田由香里(43)の両強化本部長は留任する。公募に対して計18人の応募があり、書類審査と面談を実施した。
パリ五輪で監督を務めた体操男子の水鳥寿思氏と女子の田中光氏、トランポリン男子の山本宜史氏は退任した。新体操は同五輪で初めて全種目の出場権を獲得できなかった。
◆村上茉愛(むらかみ・まい)1996年(平8)8月5日生まれ、神奈川県出身。2歳で体操を始め、小学生の頃は池谷幸雄体操倶楽部に所属した。17歳で13年世界選手権代表に選ばれ、種目別床運動で4位入賞。15年世界選手権では個人総合6位入賞。15年に日体大に進学し、16年には全日本選手権で初優勝。17年世界選手権では種目別床運動で金メダルを獲得し、日本女子では63年ぶりの快挙となった。23年2月に結婚。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。