過激派組織「革マル派」の活動家らが新型コロナウイルス対策の給付金などを不正に受給した疑いが強まり、警視庁公安部は12日、詐欺容疑で、東京都新宿区や町田市にある革マル派のアジトなどを家宅捜索した。
捜査関係者によると、不正受給したとみられるのはアジトに住む大学生ら20〜30代の活動家数人。2022〜24年、新型コロナ対策臨時給付金や物価高対策支援金の申請を巡り、支給対象外となる親の扶養下にあるにもかかわらず、うその申請書を自治体に提出し計数十万円を詐取した疑いがあるという。
公安部は、不正受給した金が革マル派本体に上納されたり、活動資金に充てられたりした可能性もあるとみて、金の流れを調べる。