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山形県尾花沢市の銀山温泉は11月14日、冬季の交通規制について詳細や背景を明らかにしました。
●規制期間やチケット料金は
交通規制は2024年12月23日〜2025年3月初旬までを予定。2024年12月23日〜2025年1月5日までは尾花沢市が行い、2025年1月6日からは銀山温泉組合が行います。
銀山温泉公式サイトでは、組合が行う交通規制について詳細を説明。日帰り観光客を対象に、9〜16時まではパークアンドライドで人数制限なし、17〜20時まではパークアンドライドでチケット制、20〜9時は関係車両以外通行禁止となります。
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パークアンドライドでは、銀山観光センター大正ろまん館に車を停め、温泉街まで専用のシャトルバス(有料)に乗り換える必要があります。チケットの料金には入場とバスの料金(交通整備協力金600円/人数、バス代500円/人数、協力金100円/組)が含まれるとのこと。
入場制限については、日帰り観光客を対象に、規制時間帯の1時間当たりの入場者数を100人に制限。
チケットは、2024年12月〜2025年1月末分は2024年11月15日11時から販売、2025年2月以降の分は2025年1月6日11時から販売。
●背景
銀山温泉では2013年ごろから、観光客同士が問題なく快適に過ごせる受け入れ範囲について地域内で議論し続けていると説明。あいまいな管理のため観光ピークシーズンに「多くのお客様が写真を撮ることを目的に、良い場所をめぐって怒号が飛び交うようになり、交通ルールが破られたり、ズルをしたり、人より良い場所や楽な方法を模索させてしまうに至りました」と反省を述べています。
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住民がボランティアで行う雪によるスタックの救出作業において、一部の観光客から「とても耐えられない暴言」もあったといいます。「そのたびに心を痛めながらきっと、この言葉を投げかけるお客様が悪いのではなく、ここまでイライラを積もらせてしまった私たちの責任であると強く感じました」(銀山温泉)
また近年には、路上駐車やそれによる渋滞のため、温泉街での事故で救急車がたどり着けない事案も発生したとしています。
こういった状況から交通規制に至ったとのこと。なお今回の施策では尾花沢市も共に実証実験の検証を行うものの、あくまでも主導は銀山温泉地域で市は協力する体制と説明しています。
「実施する中においては多くの課題が出てくることとと思います。ミニマムスタートのため、さまざまな足りない点が見つかるかもしれません。本来、交通規制などは私たちの本業ではなく、その実施においても不慣れです。交通規制についてはお客様からも忌憚のないご意見をいただきながら、銀山温泉が良い観光地であり、良い思い出の地になるよう力を合わせて作り上げていければ幸いです」(銀山温泉)
画像は銀山温泉の発表とプレスリリースから
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