ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12
○ 侍ジャパン 9 − 6 台湾 ●
<11月23日 東京ドーム>
野球日本代表・侍ジャパンは23日、『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』のスーパーラウンド第3戦で台湾代表に勝利。これでオープニングラウンド初戦から8戦全勝とし、大会初の“全勝優勝”に王手をかけた。さらに、国際大会は破竹の27連勝。連覇がかかる24日の決勝戦は再び台湾代表との対戦する。
攻撃陣は初回、1番・村林(楽天)の先頭打者アーチ、4番・森下(阪神)の2点適時二塁打などで4点を先取。1点差に迫られた5回は7番・清宮(日本ハム)の2点適時三塁打などで7−3と再びリードを広げた。
再び2点差に迫られた6回は3番・辰己(楽天)の2点適時二塁打で9−5。8回までに9安打10得点と効率よく得点を重ねた。
先発の早川(楽天)は4回まで1失点と粘っていたものの、3点リードで迎えた5回は先頭からの連続四球で無死一、二塁のピンチを招き、2番のリン・リーに中前適時打を浴び2点目。その後も無死満塁で4番のジリジラオ・ゴングァンに押し出し四球を与えてしまい、井端監督は堪らず主審に投手交代を告げた。
1点差に迫られ、なおも無死満塁の大ピンチだったが、2番手の清水(中日)が圧巻の火消しを披露。まずは5番のパン・ジェカイを投ゴロに仕留めると、これが1−2−3と渡る併殺となった。なおも二死二、三塁のピンチだったが、6番のジャン・クンユーを空振り三振に仕留め圧巻の無失点リリーフ。1点リードを保ち、万雷の「清水コール」浴びながらベンチに引き上げた。
6回からは北山(日本ハム)が3番手としてマウンドに上がり、3イニングを3安打2失点。4点リードの9回は4番手の横山(ロッテ)が1点を失ったものの試合を締めた。
侍ジャパンはスーパーラウンド3連勝の1位で24日の決勝戦に進出。台湾、ベネズエラ、米国の3ヵ国は1勝2敗で並んだが、順位決定方法の「対象チーム間の対戦におけるTQB(得失点率差)」が最も高い台湾が2位となった。
よって24日は、侍ジャパンvs.台湾の決勝戦(19時開始)、ベネズエラvs.米国の3位決定戦(12時開始)が東京ドームで行われる。
【スーパーラウンドの結果】
1位:3勝0敗 侍ジャパン
2位:1勝2敗(TQB+.209)台湾
3位:1勝2敗(TQB+.078)ベネズエラ
4位:1勝2敗(TQB−.278)米国