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近頃フリマサイトやネットオークションを巡るトラブルの報告が後を絶ちませんが、その影響は酒類の販売にも。Xユーザー・ウイスキー藤村さんが、友人がフリマサイトで購入した「山崎12年」が偽物だった、と注意喚起しています。
添えられた写真には、2本の山崎12年が写っており、購入価格は1本2万円とのことですが、そのどちらもが偽物であるとのこと。ぱっと見では本物にしか見えません。
投稿によると、藤村さんの友人は、商品が自宅に到着後、実際に飲んでみたときに違和感を覚えたそうです。これを藤村さんに相談したところ、「飲めないことはないが微妙」「香りが不快」と、やはり同じような感想。
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また、藤村さんはボトルを見たときに「全体的にチープ」な印象を持ったと言います。具体的には「ラベルの紙が安っぽい」「キャップ部の文字がカーブしている」「見たことのない文字のかすれ方」「キャップ部のフィルムを剥がした跡が鋭利すぎ」など。
また、「液面の高さ」や「液体の色」も、本物と異なるそうで、長年ウイスキーを愛飲している人であれば開栓前からわかるとのことですが、あまり詳しくない人なら見分けるのは困難である、とも。ましてやフリマサイトの画像を見ただけでは、素人にはやはり判断が難しいと言えるでしょう。
藤村さんの友人は、後日これを酒類の買取専門店で鑑定してもらったところ、偽物であることが確定。出品者と連絡を取り、返金対応に漕ぎ着けたようですが、本来であればこうした悪質な出品者は取り締まりが行われるべきです。
また、試飲した藤村さんは中身を「廉価ウイスキーの詰め替え」であると判断。当該フリマサイトでは山崎の空き瓶が1本数百円程度で売買されていることからも、比較的容易にすり替えが可能な状況である、と言わざるを得ません。
山崎をはじめ、特に入手困難と言われる「響」「白州」については、「ちょっと難しくても店舗から買うのがいいと思う」と藤村さん。信頼のある酒屋で、対面で購入すれば、こうしたトラブルはまず避けられるでしょう。
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特に忙しい方は、いつでも気軽に買えてしまうフリマサイトを頼ってしまいがちですが、偽物をつかまされる恐れがある、ということを念頭に置き、慎重に判断するようにしてください。
<記事化協力>
ウイスキー藤村さん(@whiskyfujimura)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024113006.html
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