ソフトバンクから国内FA権を行使し巨人移籍が決まった甲斐拓也捕手(32)が17日、コメントを発表した。
甲斐はソフトバンク公式Xを通じ「考え抜いた結果、移籍することを決断しました。今の自分があるのは、間違いなく、ホークスに育てていただいたおかげです。心から感謝していますし、今回も素晴らしい条件提示をいただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」
「育成選手から支配下に這い上がるまでのきつく苦しかった努力の日々、チームメイトと味わった勝利の喜び、ホークスで過ごした時間の全てが自分の財産であり、かけがえのない経験です。こうしたホークスでの全ての経験を思い返すたびに、本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しましたが、今回、新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたい、という心境に至り、移籍することを決めました」
「熱く力強い声援をくださったファンの皆さん、いつも支えてくれたスタッフの方々、最高のチームメイト、小久保監督やコーチの皆さん、王会長をはじめフロントの方々、ホークスで出会えた全ての皆さんのことを思い浮かべると、離れてしまうことは本当につらいのですが、セリーグで新たな挑戦を始めたいと思います。14年間、ホークスで最高の日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました」とコメントした。
甲斐は10年育成ドラフト6位でソフトバンクに入団し、13年オフに支配下選手登録。17年には103試合に出場し一軍に定着し、同年初めてゴールデングラブ賞を受賞すると6年連続で同賞を受賞。日本代表選手としても19年のWBSCプレミア12、21年の東京五輪、23年のWBCの世界一に貢献した。