大谷快挙に「盗打随一」=今年の創作四字熟語―住友生命

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2024年12月17日 17:01  時事通信社

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時事通信社

書道パフォーマンスによって発表された2024年創作四字熟語の最優秀作品「盗打随一」=17日午後、大阪市中央区
 住友生命保険は17日、今年の世相を反映した創作四字熟語の優秀作10編を発表した。最優秀作品は「盗打随一」(とうだずいいち)。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が達成した史上初のシーズン「50本塁打、50盗塁」の快挙をたたえ、「当代随一」にかけた。

 優秀作品には内外の選挙関連で二つが入選。過去最多の56人が立候補した7月の東京都知事選を「群雄割都」と表現。トランプ氏とハリス氏が争った米大統領選について、両氏の名前の一部を引っ掛けて「虎針眈眈(こしんたんたん)」と表した。

 日銀の金融政策転換で預金金利が上昇したことを「利子回生」と歓迎し、スーパーの店頭でコメの品薄状態が続いて奔走する消費者の姿を「店店枯米」と描写した。パリ五輪での日本フェンシング選手団の活躍を祝した「騎士奮迅」などの作品も選ばれた。

 創作四字熟語は1990年に始まり、今年で35回目となる。9〜10月に2万4311作品の応募があり、歌人の俵万智さんが審査した。

 

 ◇創作四字熟語の最優秀・優秀作品

▽盗打随一=とうだずいいち(当代随一)※

 米大リーグで大谷選手が盗塁、本塁打を量産する大活躍

▽利子回生=りしかいせい(起死回生)

 日銀がマイナス金利政策を解除。「金利ある世界」に

▽群雄割都=ぐんゆうかっと(群雄割拠)

 東京都知事選で過去最多56人の候補者が乱立

▽店店枯米=てんてんこまい(天手古舞)

 夏場にコメの品薄が続き、店頭で消費者が困惑

▽無言退職=むごんたいしょく(無芸大食)

 退職代行サービスへの依頼が殺到

▽震労浸苦=しんろうしんく(辛労辛苦)

 能登半島で地震や豪雨による浸水が相次いで発生

▽闇罪対策=あんざいたいさく(犯罪対策)

 闇バイトによる犯罪が多発し、対策が急務

▽虎針眈眈=こしんたんたん(虎視眈眈)

 トランプ氏とハリス氏が争った米大統領選

▽騎士奮迅=きしふんじん(獅子奮迅)

 パリ五輪ではフェンシング選手が男女ともメダルを獲得

▽将真賞米=しょうしんしょうべい(正真正銘)

 俳優・真田広之さんが米エミー賞主演男優賞を受賞

(注)※は最優秀。カッコ内は元の四字熟語。 

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