わずか1週間程の間なのに、気が付いたら顔も体も丸みを帯びて…楽しかった日々から一気に現実に戻される実に恐ろしい現象。それが「正月太り」です。
「正月太り」はなぜ起きる?平均で2.7キロ増熊崎風斗キャスター:
まもなく2024年が終わり、お正月がやってきます。
正月太りを経験したことがある人1000人に聞くと、平均2.7キロ、正月の間に増えたということです。そして、解消するまでの期間は「1か月以上」42.8%、「解消できなかった」9.0%でした。(QOOL調べ)
では、正月はなぜ太るのか。
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まず、食べ物です。消火器内科医の工藤あき氏によると、おせち料理には「糖分」や「塩分」が豊富です。また、すき焼き・焼肉などには「糖分」や「脂肪分」、酒には「糖分」、お菓子には「糖分」や「脂肪分」が豊富に入っているため太りやすい。
そして、お正月の行動について、皆さんはどういう行動をするのか。(QOOL調べ)
10代女性
「親戚が集まって、おいしい料理がたくさん。1日5食くらいになる」
40代女性
「『お正月だし』と甘えて、甘いものをセーブせずに食べた」
30代女性
「寒いから運動もせずにこたつで“食っちゃ寝”」
30代女性
「親が家事をすべてやってくれて自分は動かない」
そもそも、摂取カロリーが増える生活をしているのに、消費カロリーが減る生活をしているため、正月太りが起きるということです。
お餅・そばの“太りにくい”食べ方は?熊崎キャスター:
ホランさんはお正月に「雑煮」を食べるということですが、お餅は2個でごはん1杯分になります。
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太りにくいお餅の食べ方は、野菜から食べると非常に良いということです。
「大根おろし」と一緒に食べると、炭水化物の消化を助けてくれるそうです。また、「納豆」「キムチ」などはタンパク質や食物繊維があり、血糖値の上昇を抑えてくれるので、非常に良いということです。
井上さんはお正月に「そば」を食べるということですが、そばを作るときのポイントは、市販のめんつゆは塩分が多いので「出汁パック」から作るといいということです。
工藤内科副院長・消火器内科医の工藤あき氏に伺うと、「正月太りを防ぐには、“ぜいたく味覚”を旨味でリセットする」ということです。
年末年始は脂肪分・塩分・糖分が多く、濃い味でしか満足できない“ぜいたく味覚”になりがちなので、旨味で満足できる“やせ味覚”に変えるということです。
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出汁の旨味は脳に作用し満足感をアップさせるので、食前などに出汁を10日間飲むと、舌の細胞が生まれ変わり、旨味に敏感になるということです。