「富士花鳥園」が休園へ、30年の歴史に来年1・13で「中締め」「新しい形を模索」【発表全文】ファン悲しみ＆エール

　静岡県・富士宮市の「富士花鳥園」は28日、来年1月14日から休園すると発表した。

【写真】常春の花と鳥の別天地…富士花鳥園の休園発表に悲しみの声

　朝霧高原に位置する花と鳥のテーマパーク。1993年に「富士国際花園」の名前で「花の楽園」として開園し、鳥や小動物との「ふれあい」という新しいテーマを追加してから2008年には「富士花鳥園」に改められた。「常春の花と鳥の別天地」として愛されてきた。

　運営する加茂株式会社をはじめ、富士花鳥園スタッフ一同は「このたび、富士花鳥園は新年1月13日（月）を開園最終日として、14日（火）から休園とさせていただくこととなりました。これまでの富士花鳥園は、一旦ここで中締めとなり、年間パスポートのご利用も終了となります。パスポート期限がまだ残っておられるお客様には、大変申し訳ございません」と伝えた。

　「一旦ここで中締め」とする休園について「お客様とのこころの距離が近く、心も身体もほっと温まることができ、花たち・鳥たちにとっても快適に生きていける空間でありたい。富士花鳥園で皆様が過ごされる時間を『特別な空間』にしたいとスタッフ一同精一杯頑張ってまいりました。しかし、この10年は2014年の雪害被害、2020年から足掛け4年のコロナ禍と複数の大きな自然災害に見舞われることになり、苦労が続いたのも事実です。そのため、この度決心して新しい形を模索することになりました」と説明。

　そして「年末年始はこれまで通り営業いたしますので、この機会にぜひ富士花鳥園においで下さい」と呼びかけた。

　この発表に、ファンからは「残念です」「あぁ、そんな。いつか帰ってくることを待っています」「再開する事を願ってます」など、悲しむ声やエールが多数届いている。

■発表全文
いつも富士花鳥園にご来園いただき、誠にありがとうございます。

このたび、富士花鳥園は新年1月13日（月）を開園最終日として、14日（火）から休園とさせていただくこととなりました。これまでの富士花鳥園は、一旦ここで中締めとなり、年間パスポートのご利用も終了となります。パスポート期限がまだ残っておられるお客様には、大変申し訳ございません。

富士花鳥園は、静岡県・富士宮市の朝霧高原という場所に位置する花と鳥のテーマパークです。1993年、「富士国際花園」という名前で「花の楽園」として開園し、鳥や小動物との「ふれあい」という新しいテーマを追加してから2008年には「富士花鳥園」に名前が改められ、「常春の花と鳥の別天地」として、老若男女問わず幅広い世代の皆様にお楽しみいただいてきました。

お客様とのこころの距離が近く、心も身体もほっと温まることができ、花たち・鳥たちにとっても快適に生きていける空間でありたい。富士花鳥園で皆様が過ごされる時間を「特別な時間」にしたいとスタッフ一同精一杯頑張ってまいりました。しかし、この10年は2014年の雪害、2020年から足掛け4年のコロナ禍と複数の大きな自然災害に見舞われることになり、苦労が続いたのも事実です。そのため、この度決心して新しい形を模索することになりました。

これまで、大変多くの方々に暖かい応援の言葉とご来園をいただき、誠にありがとうございました。とりわけクラウドファンディングでは大変お世話になり、一同心より感謝しております。

年末年始はこれまで通り営業いたしますので、この機会にぜひ富士花鳥園においで下さい。

富士花鳥園スタッフ一同