【箱根駅伝】青学大が2年連続7度目往路V “若の神”若林宏樹が山登り5区で逆転に成功

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2025年01月02日 13:21  日刊スポーツ

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箱根駅伝の往路1位でゴールテープを切る青学大5区若林(撮影・垰建太)

<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京−箱根(5区間107・5キロ)



青山学院大(青学大)が2年連続7度目の往路優勝を飾った。5区若林宏樹(4年)が中大を逆転した。2位は中大、3位早大、4位駒大、5位創価大。6校目の大学駅伝3冠を狙う国学院大は6位。5トップでの折り返しとはならなかった。


青学大の原晋監督(57)は「1区は厳しく、2区は120点、3区はてこずって4区は太田が頑張った。5区は良かったけど1時間8分台にはいかなかった。山の神じゃなくて若の神で十分です」と往路を総括した。


青学大は1区はやや出遅れた。前回10区区間2位の宇田川瞬矢(3年)が出走したが、中大の吉居駿恭(3年)に独走を許した。終盤は巻き返し、首位と1分45秒差の10位発進となった。


2区から4区の「3本柱」が奮闘した。まずは2区の黒田朝日(3年)。首位中大を追う他校がペースを上げる中、己を信じて淡々とリズムを刻んだ。一時は12位に沈んだが、中盤から粘り強く追い上げる。約18キロで国学院大の平林清澄(4年)ら4位集団をとらえ、20・3キロで駒大の篠原倖太朗(4年)を一気に抜き去った。3位に浮上し、3区の鶴川正也(4年)へ49秒差でつないだ。


鶴川は粘りの走りを見せた。3年まではケガに悩まされ、4年目にして初箱根。10月出雲1区、11月全日本2区で区間賞を獲得し、自信を手に箱根路に挑んだ。先行する東京国際大を10キロで抜いたが、直後に創価大に抜かれ3位に後退。単独走となり、中大と2分24秒差で4区太田蒼生(4年)にたすきを渡した。


4度目の箱根となった太田は2年連続区間賞の快走。13・2キロで2位の創価大に追いつき、逆転。1時間00分24秒をマークし、従来の日本人最高タイムを6秒更新した。首位と45秒差に縮め、5区若林へつないだ。


前回同区2位の「若の神」は3度目の経験を生かした。カーブを巧みに攻略し、9・5キロで中大を逆転。足をポンポンとたたく場面もあったが、気力で走り抜き、先頭でゴールテープを切った。


前回は往路新記録となる5時間18分13秒をマーク。今季は「あいたいね大作戦」を掲げ、2年連続で芦ノ湖で笑顔で喜び合った。3日は復路を制し、大手町で笑う。

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