東京・池袋にある「サンシャイン水族館」の元館長の男性らが、国に飼育を委託された絶滅危惧種のカメの飼育数を偽り、国から管理費をだまし取ったとして、書類送検されました。
書類送検されたのはサンシャイン水族館の元館長の男性ら4人で、国に飼育を委託された絶滅危惧種の「ビルマホシガメ」の飼育数を実際より多く記載した書類を提出し、管理費15万円ほどを国からだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、2002年に密輸入された「ビルマホシガメ」あわせて15匹を税関が押収し、サンシャイン水族館がその飼育を委託されていましたが、飼育スペースの狭さなどを理由に、このうち10匹を元職員に譲り渡していたとみられるということです。
警視庁はおととい、この元職員・植田正恵容疑者(56)ら2人を、譲り受けたカメから繁殖させたカメを知人に譲り渡したとして逮捕しました。
サンシャイン水族館は「捜査に全面的に協力します」としています。
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