フジテレビは27日、中居正広氏の女性トラブルに同局員の関与を指摘する一連の問題を受けた記者会見を開催した。港浩一社長、嘉納修治会長が辞任し、清水賢治専務が新社長となることが発表された。
【写真】頭を下げるフジ経営陣…新社長の姿も 会見中の速報写真 新社長の清水氏は、アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』『ちびまる子ちゃん』『ゲゲゲの鬼太郎』『幽☆遊☆白書』『みどりのマキバオー』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などの企画・プロデュースに関わっている。
アニメ畑で数多くの人気作品に関わってきた人物で、ネット上では「清水賢治が社長に就任するならもっとアニメに力を入れてくれ。ゴールデンタイムに復活とか」「昔からフジテレビのアニメのクレジットに必ず名前があったほどの名プロデューサーじゃないか! バラエティーの港社長からアニメの清水社長に代わったわけだね」「新社長、清水賢治さんかよ。 アニメ好きの昭和キッズを絡め取りに来たな」「フジテレビの新社長が清水賢治ならアニメ枠が増えるな 若い世代が見られる時間にアニメもってこい」などと反応。
アニメファンからは早くも期待の声があがる一方、「後任清水賢治さんか アニメ畑出身が社長になるのは嬉しいことのはずなんだけどな…」「騒動の影響でアニメのイメージ悪くなるから、つらい」「90年代のフジテレビのアニメは本当にすごいのばかりだったけどそれを手がけた人が最悪の状況で社長になるのか」「フジテレビ、清水賢治社長ってアニメチャンネルになるんか?」などと不安視する声も出ている。
一連の問題を巡っては17日に1度目の会見が開かれたものの、出席した港浩一社長の受け答えに加え、取材者を限定し、テレビ撮影を禁止するなどの措置をとったことが大きな批判を浴び、現在までに75以上の企業がフジテレビでのCM放映を見合わせるなど、同局を揺るがす問題にまで波及した。2度目となる今回の会見では、参加メディアを限定せずに各媒体4人程度受け入れ、テレビカメラの参加も許可。ネット・海外メディアの姿も多数見られた。
また、前回の会見時には、雄大な富士山の絵画をバックに港社長らが質疑応答したことが一部で話題に。この日のテーブルの後ろには、大きな暗幕がかかり、より高い緊張感が現場に漂っている。