「男が女に求めるものが女子アナなんだよ!」飲み会で年上男性が放った言葉 関西テレビ竹上萌奈さんのエッセーが再度脚光「接待みたいな地獄の飲み会」

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2025年01月29日 07:30  まいどなニュース

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関西テレビアナウンサー竹上萌奈さん(本人のインスタグラムから)

 関西テレビアナウンサー竹上萌奈さんのエッセー「【女子アナ】辞めましょ。」が再び注目を集めています。

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「器量・若さ…」男性が力説した女子アナ像に違和感

 2022年文芸春秋SDGsエッセイ大賞の優秀賞受賞作。「女子アナ」という通称に対し、「未だに『女子』とくくられる私たちの職業は不気味」と切り込み、新人時代に参加した飲み会の席で、年上の男性から「器量・若さ・清潔感・素直さ・笑顔…男が女に求めるものが【女子アナ】なんだよ!」と力説されたエピソードを明かします。

 世間が求める女子アナ像に徐々に違和感を覚え始めた竹上さんは、震災報道を学ぶ中で「生半可な気持ちで出来る仕事ではない」と気付きます。津波で家族全員を失った女性が、家族の最期を話してくれたとき、竹上さんはうつむいたまま「己への怒り」に拳を握り、「この時、私は【女子アナ】を辞めた」。この出来事を境に「女子アナ」を辞め、「アナウンサー」としてプライドを持って向き合おうと誓ったといいます。

 「接待みたいな地獄の飲み会、もういかなくていいよね!」とも記し、「長い道のりかもしれないが、そろそろ歩き出す時が来た。私たちの明るい贖罪の旅。」と結んでいます。

 同賞審査員の作家角田光代さんは、選評の中で「文章が、非常にリズムがあって上手だなと思いました。また、最後の『私たちの明るい贖罪の旅』という部分について、『女子アナ』という言葉に対する反感ではなくて、自分たちも加担してきてしまった反省も込めて、新しい未来を見たいという点がいいと思います」と評価しています。

「よくない方にも加担してるんじゃないか」

 竹上さんは2023年3月6日放送、カンテレ「報道ランナー」の中で次のようにも語っています。

 「ニコニコしていて、あえて言ってしまえば、飾り物のような扱いの中に自分の価値を見出していくのが女子アナの仕事なんだっていうのも違和感がありましたし、我々が女子アナであることに甘んじているという状況を無意識に発表し続けることによって、これはよくない方にも加担してるんじゃないのかなと思えるようになりました」

 「人が亡くなったり命がかかった現場で取材をしたりお仕事をさせていただくっていうときに、飾り物ではいけないでしょ、そんな生半可な気持ちで亡くなった方がいるとかそういうお話を聞くっていうのはあり得ないでしょと」(同番組YouTubeチャンネルから)

 竹上さんのエッセー「【女子アナ】辞めましょ。」はインターネットの投稿プラットフォーム「note(ノート)」で読むことができます。

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  • 本人がこう感じてますよーを正直に文章化したんですよね…。他方:アルフィーには(笑いは取れても)随分失礼だった…あれは無いよ…。
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