勤務先の宿泊施設で女性客の裸を盗撮し、「言うことを聞かないなら拡散する」と脅迫したなどとして、警視庁捜査1課は5日、性的姿態撮影処罰法違反と強要未遂の疑いで、無職鈴木啓太容疑者(26)を再逮捕した。容疑を否認しているという。
再逮捕容疑は昨年7月7日〜11月6日、東京都台東区の宿泊施設で、脱衣所にいた客の20代女性の裸を盗撮した上、「言うことを聞かないなら拡散する」とLINEにメッセージを送り、わいせつなポーズで自撮りした画像などを送るよう要求した疑い。
同課によると、鈴木容疑者は女性が宿泊する部屋に忍び込み、免許証や学生証を撮影。「娘さんのカードを拾った」と女性の父親に連絡するなどして入手したLINEのアカウントを使ってやりとりをしていた。
鈴木容疑者は人気ロックバンド「サカナクション」のライブ会場での大量殺人を予告したなどとして、威力業務妨害容疑で逮捕され、その後起訴された。捜査の過程で同容疑者のスマートフォンから盗撮画像などが見つかり、今回の事件が発覚した。