米マイクロソフトの看板(EPA時事) 【シリコンバレー時事】米マイクロソフト(MS)は19日、次世代の高速計算機として期待される量子コンピューターに使う専用チップ「マヨラナ1」を開発したと発表した。課題とされていた計算のエラー(誤り)を防ぎ、動作が安定するように設計。量子コンピューターの実用化に一歩近づいた。
量子コンピューターは、スーパーコンピューターをはるかに超える速度で計算ができ、新素材の開発や創薬などへの活用が期待されている。暗号解読にも有効とされ、量子技術は安全保障の観点からも重要視されている。米国や中国、日本などが開発にしのぎを削っている。