「猫の日」商戦が活気=経済効果、ニャンと2.9兆円

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2025年02月21日 09:02  時事通信社

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時事通信社

セブン―イレブン・ジャパンが販売する「猫の日」にちなんだスイーツ=18日、東京都港区
 2月22日の「猫の日」にちなんだ商戦が活気づいている。コンビニでは、猫の肉球をイメージしたスイーツなどオリジナル商品が昨年より大幅に増えた。ペットショップは猫専用のトリミングでアピール。「ネコノミクス」と呼ばれる猫関連の商品やサービスが生み出す経済効果は2兆9000億円との試算もある。商売繁盛を招き寄せられるか。

 セブン―イレブン・ジャパン(東京)は、愛猫家の社員が開発に携わり、関連商品を昨年の5種類から23種類に増やした。特にティラミスの上に、肉球の形にホイップクリームを手絞りしたスイーツ「肉球ティにゃミス」(299円)や「肉球のおだんご きにゃこムース&黒糖ゼリー」(324円)など肉球推しの商品が並ぶ。

 ファミリーマート(東京)は、「ファミリ〜にゃ〜ト大作戦!」と銘打ったキャンペーンを実施中だ。ヤマト運輸とコラボした「クロネコとシロネコのビスケットサンド」など21種類を扱う。売り上げ目標は前年の2割増し。「猫は癒やしのシンボル。経済への影響力は高まっていく」(担当者)と期待する。

 猫専用のトリミングサービスを一部店舗で導入したのはイオンの子会社イオンペット(千葉県市川市)。トリミングは犬向けが主流だが、猫への施術を求める声などを受け、専門のトリマーを育成した。飼い主からは「抜け毛やもつれが減った」などと評判で、全国展開を目指す方針という。

 ペットフード協会によると、2024年の猫の飼育数は約915万5000匹で、14年以降は犬を上回って推移している。関西大学の宮本勝浩名誉教授は猫の経済効果について、25年は前年比4145億円増の約2兆9086億円と推計する。 

セブン―イレブン・ジャパンの「猫の日」に向けた新商品発表会=18日、東京都港区
セブン―イレブン・ジャパンの「猫の日」に向けた新商品発表会=18日、東京都港区


イオンペットが導入した猫用のトリミングサービス(同社提供)
イオンペットが導入した猫用のトリミングサービス(同社提供)


イオンペットが導入した猫用のトリミングサービス(同社提供)
イオンペットが導入した猫用のトリミングサービス(同社提供)

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