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■AFC U20アジアカップ 準々決勝 U-20日本代表 1−1(PK4−3)U-20イラン代表(日本時間23日、中国・深圳)
サッカーU-20日本代表は準々決勝でU-20イラン代表を相手に、延長戦で決着がつかずもPK戦で死闘を制した。これで4強入りを果たした日本は、今秋チリで開催される「FIFA U-20ワールドカップ」への出場権を獲得した。
グループリーグ(D組)を1勝2分の2位で通過した日本は、決勝トーナメント初戦でC組を全勝の首位で突破したイランと対戦。今大会上位4チームに“W杯切符”が与えられるため、この試合に勝てば4強入り&4大会連続のW杯出場が決まる大一番に挑んだ。
試合は1対1のまま延長を含め120分でも勝負が決まらずPK戦へ。序盤イランが2人連続で外し、日本がリードしたまま最後は5人目のキャプテン・市原吏音(19、大宮)が落ち着いてゴール“ド真ん中”に決めて、値千金の勝利をつかんだ。
前半は開始早々5分にイランに先制ゴールを奪われてしまうが、前半30分、小倉幸成(19、法政大)のペナルティーエリア手前からの強烈なミドルシュートで同点に追いついた。
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前半は1対1の同点で終え、後半は一進一退の攻防が続いたが両チームともにネットを揺らせず。後半アディショナルタイムでは梅木怜(19、FC今治)の右足シュートもキーパーに阻まれ、その後もゴール前で道脇豊(18、ベフェレン)がこぼれ球に反応したが、DF陣に当たり決定機をつかめず。試合は延長戦へ。
延長前半でも追加点を奪えず、後半3分にペナルティーエリア手前でのフリーキックを獲得したが、佐藤龍之介(18、岡山)の鋭いシュートもキーパーに阻まれる。そのまま決着がつかず、勝負はPK戦に持ち込まれが、イラン選手が序盤2人失敗する中、日本はプレッシャーを乗り越え最後は4-3で見事勝利をつかんだ。
試合後、PK5人目のキッカーでキャプテンの市原は「マジでうれしいです。いままで味わったことのないプレッシャーでしたが、最後は運がこちらに流れてきたのかなと。仲間を信じた結果。(今大会優勝に向けて)後悔しないように自信をもって、全員でやれれば優勝できる」と高揚する気持ちを押さえつつ、次戦を見据えた。
4大会連続のU-20W杯進出を決めた日本は、26日の準決勝でU-20オーストラリア代表と対戦する。
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