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Appleは3月5日(日本時間)、新型「MacBook Air」を発表した。最新のM4チップを搭載し、カラーバリエーションに新色のスカイブルーを追加する。同日から予約を受け付け、12日に発売する。価格は16万4800円から。
カラーバリエーションは従来のミッドナイト、スターライト、シルバーに加え、新色のスカイブルーも用意する。スカイブルーは、光の反射によって動的なグラデーションを生み出すメタリックカラーになっている。
価格は13型モデルが16万4800円(税込み、以下同)から、15型モデルが19万8800円からと、前モデルから据え置きとなっている。教育機関向けにはそれぞれ14万9800円から、18万3800円からの特別価格も設定されている。
ただし、いずれも米ドルベースでは前モデルから100ドル値下げされており、米国のニュースリリースでは「999ドルという低価格を実現」とアピールしている。
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新たに搭載するM4チップは、10コアCPU(うち高効率コアは6基)と最大10コアGPU、16コアNeural Engineを内蔵しており、最大32GBの統合メモリに対応している。CPUのパフォーマンスは、M1チップ搭載モデルと比較して最大2倍となり、レイトレーシングやメッシュシェーダにハードウェアとして対応するGPUや、倍速動作が可能になっている最新のNeural Engineなど、コア設計そのものが改良されている。
M4チップが旧世代のチップに比べ大きくパフォーマンス向上していることは、既に搭載製品が発売している「MacBook Pro」や「Mac mini」でも確認されているが、MacBook Airの機動性にM4チップが組み合わさることで、これまでのカジュアル層だけではなく、クリエイターや開発者、ビジネスパーソンまで幅広い層に訴求する製品になったといえる。
Appleの生成AI機能「Apple Intelligence」も利用可能だ。実際に動作しているバージョンを使えば分かるが、ユーザーインタフェースや仕事のスタイルを大きく変えるもので、文書作成などの作業やコミュニケーション、表現方法が大きく変化するだろう。
Apple IntelligenceはM1チップ搭載MacBook Airでも動作するが、ローカルでの処理能力にはおよそ4倍の速度差がある。なお、4月には日本語を含む追加言語にも対応する予定だ。
標準の搭載メモリも16GBに底上げされた。これはApple Intelligenceで使うAIモデルをロードするためだと思われるが、もちろんそれ以外のアプリケーションでも有益だ。
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さらに新型MacBook Airでは、本体ディスプレイと同時に2台の6Kディスプレイを利用できるようになった。従来モデルは外部ディスプレイは1台のみの接続に制限されていたので、使い勝手に大きな差が出るだろう。
ディスプレイ上部にあるカメラは1200万画素で、被写体を中央に捉え続けるセンターステージカメラとなっている。ビデオ会議やオンライン授業での表示品質が大幅に向上し、センターステージ機能によって常に最適な位置に自動調整される他、背景の入れ替えや疑似的な照明処理なども利用できる。
インタフェースとして、本体にはMagSafe充電ポートとThunderbolt/USB4ポート×2基、ヘッドフォンジャックを備えている。
バッテリー駆動時間は最大18時間だ。M4チップ搭載MacBook Proに搭載されたM4のパフォーマンスと電力効率を考えれば、ファンレスでも高いパフォーマンスが期待できるはずだ。
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