秋田書店『刃牙』親子喧嘩の被害で社屋倒壊 近隣住民に粋な土下座で社長も謝罪「お許しください」

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2025年03月25日 09:00  ORICON NEWS

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秋田書店の工事現場の仮囲いで実施された『刃牙』演出 (C)秋田書店
 秋田書店の本社屋(東京都千代田区飯田橋 2-10-8)の建て替え工事が始まり、工事現場の仮囲いでは、人気漫画『刃牙』シリーズの主人公・範馬刃牙が最強の父・勇次郎に挑んだ名場面「史上最強の親子喧嘩」をテーマにした粋な演出が実施されている。秋田書店は「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました」と伝えた。

【写真】倒壊した秋田書店!刃牙が土下座…粋な工事現場の仮囲い

 秋田書店本社屋は皇居にほど近い場所に1973年に竣工し、50年以上に渡り数々の名作を生み出してきたが老朽化に伴う建て替えが決定、今年1月6日より本社は仮社屋(東京・文京区)に移転中で、新社屋は2027年9月竣工予定となっている。

 『週刊少年チャンピオン』で1991 年より連載が始まった『刃牙』シリーズは、地上最強の生物・範馬勇次郎を父親に持つ高校生・刃牙が主人公の格闘漫画。東京ドーム地下に広がる地下闘技場で高校生ながら王者として君臨する刃牙の姿などを描き、父親・勇次郎との「史上最強の親子喧嘩」で因縁に一旦の決着をつけるなど、シリーズ累計発行部数1億部を突破する人気作品。

 今回実施された演出は、解体する本社屋の工事現場の仮囲いに「史上最強の親子喧嘩」をモチーフにしたグラフィックを掲示するというもの。原作漫画では、範馬親子の激闘は「街が揺れるほどの衝撃」と称されたほどで、今回の演出ではその余波が本社屋の倒壊を巻き起こしたという設定となっており、刃牙が土下座し近隣住民に工事に伴う影響に対して謝罪するグラフィックも公開するなど、迷惑をかける近隣住民にエンターテイメントで少しでも楽しんでもらうことを意図している。

 『刃牙』シリーズ初代担当であり、常務取締役の沢考史は、「新しいマンガ!新しい世界!!新しい時代!!!創り出すエネルギーが、刃牙と勇次郎の『地上最大の親子喧嘩』には噴出しています。その勢いで、まずは弊社旧社屋を大解体・超粉砕!秋田書店も新しい時代に生まれ変わります。近隣の皆様、誠に恐縮ですが、しばしのご寛恕お願いいたします……拝!」と、作品への熱い想いとともに語った。

 また、代表取締役社長の山口徳二は「老朽化に伴い社屋を解体する運びとなりました。近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは。やはり勝手な解釈ですね。しばしの間、ご迷惑をおかけいたしますがお許しください」と伝えた。

このニュースに関するつぶやき

  • 竹書房ならポプ子とピピ美に爆破された、とかになるんだろうか・・
    • イイネ!15
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