大型再開発地区「高輪ゲートウェイシティ」の開業セレモニー=27日午前、東京都港区 JR東日本は27日、東京都港区の車両基地跡地で手掛ける大型再開発地区「高輪ゲートウェイシティ」の一部を開業した。オフィスや国際会議が行えるホールなどが入るビル2棟が先行オープン。JR山手線の高輪ゲートウェイ駅直結で、国内外から人々が集う国際交流拠点を目指す。
開業セレモニーでJR東の喜勢陽一社長は、「鉄道が近代日本のイノベーションの象徴であったように、交流とイノベーションという系譜をしっかりと受け継ぎ、この街をつくっていきたい」とあいさつした。
高輪ゲートウェイシティは、約9.5ヘクタールの敷地に5棟の建物で構成。先行開業する2棟ではホテルや商業施設の整備も進めており、オフィス部分にKDDIやマルハニチロが本社を移転させる。
2026年春には、文化施設や高級賃貸住宅などが完成する予定だ。

大型再開発地区「高輪ゲートウェイシティ」の開業セレモニーであいさつするJR東日本の喜勢陽一社長=27日午前、東京都港区