文化放送『超!A&G+』終了で17年半に幕 生放送4時間に声優20人参加で思い出話「ラジオから始まった声優人生でした」【コメント抜粋】

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2025年03月31日 19:56  ORICON NEWS

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文化放送『超!A&G+』サービス終了
 文化放送は、3月31日をもって同社が運営するアニメ&ゲーム&声優コンテンツのインターネットラジオ『超!A&G+』のサービスを終了させた。2007年9月のスタートから17年半の歴史に幕を下ろした。これまでの感謝を込めて午後4時から、特別番組『ありがとう超!A&G+〜17年半の超!大反省会』が4時間生放送され、20人のゲスト声優たちが出演した。

【写真】アニメ系ラジオの顔!パーソナリティの鷲崎健&井口裕香

 『超!A&G+』は、2007年9月より、文化放送が制作し、デジタルラジオ推進協会が実用化試験放送していた地上デジタルラジオ『DigiQ+N93』のアニメ・ゲーム・声優関連番組を専門とするチャンネルとしてスタート。同時に、デジタルラジオを受信できないリスナー向けにインターネット同時再送信を開始した。

 2011年4月よりインターネットラジオチャンネル『超!A&G+』としてあらためてスタートし、アニメファンを中心に利用されていた。そして本日31日に『超!A&G+』のサービスが終了し、一部番組は4月より地上波での放送、また同局のオリジナル配信プラットフォーム「QloveR」での配信に移行する。

 今回の特別番組では、2006年の開局からの17年半の思い出を『超!A&G+』にゆかりのあるゲストとともに振り返るほか、思い出の地や人を巡る中継企画なども実施。パーソナリティは、『超!A&G+』で長年、冠ラジオ番組を担当してきた鷲崎健と井口裕香の2人が担当して、リスナーからは、「もう一度見たい、聴きたい超!A&G+の名シーン」を募集していた。

 番組冒頭、井口は「年度末の月曜日で、みんな働いているですよ。見れるか!」とツッコミを入れると、鷲崎はSNSの声を拾い「『フリータでよかった』、よかったなお前! きょうはお前が勝ち組だよ!」とフォローした。

 番組では20人のゲスト声優たちが参加し、自分たちが担当したラジオ番組の思い出話を展開。最後に井口は「実感がない…。本当に終わってしまうのかな?文化放送が終わるわけではなく、アニラジの文化は続いていくので!」、鷲崎は「『A&G』は世の中で一番聴きにくい番組でした。radikoで聴けるわけではないので(笑)ここで育ってきて好きなので、またここでやりたいです。待っていてください!」と話して締めくくった。

■特別番組『ありがとう超!A&G+〜17年半の超!大反省会』ゲスト声優たちの主な思い出コメント抜粋
・佐藤聡美「リスナーさんからのメールは今、主流だと思いますが、(募集を呼びかける時)郵便番号とかを言えた時は感激しました」

・寺島拓篤「あらゆる番組にメールを送っている人いましたよね! どんな仕事していたのだろうかと。ハガキ職人は職業じゃないですからね!(笑)」

・三瓶由布子「私たちもガールズだった時が…(笑)当時、生放送のラジオを1人でやるというのが、『ラジオ初心者に私にやらせるとは…』と思っていました」

・赤崎千夏「『衣装どうしようかな?』と、文化放送にあったオレンジのジャンパーを着たところ“オレンジの人”になりました。(物販で発売し、その後)他のイベントでも着てくれる人もいて、オレンジなので目立つんですよ」

・三上枝織「イベントしたいです…。『A&G』のおかげで、いろんな仕事に繋がっているんです。また、同窓会があったら呼んでください!」

・高橋美佳子「『A&G』の特徴だと思うのですが、スタッフの方と飲み会やカラオケに行ったり…え、ないの!?」

・飯塚雅弓「立ち上げのころから携わらせていただいて…。中国語講座や居酒屋のコーナー、絵を描くコーナー…やりたいことをやらせていただいた。大変だったね〜(笑)」

・広橋涼「プラモデルが楽しくなりました(笑) みんなのうたを募集すると当日はFAXがたくさんと届いた。その場で曲をかけていましたよ〜」

・伊藤かな恵「毎回が勉強の場でした。こうして集まれているのがうれしいです。初めての一人しゃべりのラジオでお世話になりました。悩んだ時期もあったのですが、出会ってくれたみなさんのおかげだと思っています」

・YURiKA「ずっと文化放送を聞いてきたので最終回を迎えるのが寂しかった。リスナーの時間が長かったので、自分の番組で『私のメール読まれるかな?』と思い、作家さんのチェックを通過して、自分のお便りを自分で読むということがありました(笑)その回のエンディングで、『あれ聞きました?あれ私なんですよ』と遊びをしたのが思い出です」

・吉田仁美「きょうという日にお話できて、うれしいのと寂しい気持ちです。母校が廃校した時と同じ気持ちです…17年半お疲れ様でした!」

・豊田萌絵「声優さんたちはトークが面白い方々ばかりなので、『面白い女になるぞ!』と(笑)いろいろと鍛えていただきました」

・桑原由気「映像がある番組ならではなのですが、番組に参加した芸人さんの8割は映像だと知らず…。衣装ではなく私服で参加して、(お笑い好きとして)『あっ、私服なんだ!』と新鮮でした(笑)」

・明坂聡美「(文化放送には)二十歳くらいの時から?もう、アラフォーですよ、びっくりしちゃいますよ!」「ゲッターズ飯田さんに『36で結婚できる』と言われたんですよ!信じてきて生きてきたのに…」

・井澤詩織「文化放送の『A&G』ショップでアルバイトをしていました(笑)」

・西山宏太朗「2010年から関わらせていただいて。当時は声優としてではなく、アシスタントとしている形で番組に育てていただきました。(鷲崎から『売れたわ〜!』)そういう風に言ってくれると、うれしい!」「魚拓ではなく、人拓をやりまして…」

・大久保瑠美「ラジオから始まった声優人生でした。15年間、(文化放送に)通い詰めていたなと。当時はなんも面白いことを言えなくて、ラジオって面白いことを言う必要はないのですが、当時は『面白いことを言わなきゃ!』という気持ちがありました」

・日高里菜「10代のころからお世話になりました。『ロウきゅーぶ』の振り返りをしたりとか…(照れ)。(リスナーから毎週『食べ物の話をしていた』というメールを聞いて)人は1日3回食事をするじゃないですか、なので(笑)面白さ(話のオチ)を求めない番組でした」

・小野坂昌也「アナログゲームも取り上げることもあったのですが、準備が大変で…。ピタゴラスイッチみたいなのは1回も上手くいきませんでした(笑)」

・阿澄佳奈「14年やらせていただいた番組があって、1人しゃべりでやっていました。笑いも別に考えずやれて…(笑)」

このニュースに関するつぶやき

  • 『超!A&G+』の終了で多くの番組が終了した。生活の一部になっていたからとても寂しい。
    • イイネ!8
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