
「義実家ご飯にモヤモヤしてる人って、意外と多いらしい…」──自分以外の家で食事をする際、家庭ごとの食文化や衛生観念が異なる中で、驚くことも少なくありません。しかし、H香さん(30代・主婦)が初めて義実家の料理を目にしたとき、その衝撃は想像をはるかに超えていたといいます。
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レンジ専用グラタンをトースターで…
H香さんが義実家に訪れた際、義母が「今日はグラタンよ!」と嬉しそうに出してきた一皿。しかし、目の前に置かれたグラタンの容器の縁は黒く焦げ、何やら焦げたフィルムのようなものも残っていました。
「電子レンジ専用の商品だったのですが、義母はパッケージを読まずにトースターで加熱してしまったようです。フィルムが焼け落ち、容器も焦げていましたが、『召し上がれ!』と勧められ、断ることもできず…。仕方なく食べましたが、終始、プラスチックの独特な匂いがして正直なところ恐怖を感じましたね」
義母は料理が苦手というわけではなく、むしろ得意な方。しかし、食品の説明書きや注意書きを一切読まずに調理してしまうのが問題だとH香さんは話します。
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常温保存された調味料の恐怖
さらに驚いたのが、義実家の調味料の管理方法でした。H香さんがキッチンを手伝おうとした際、違和感を覚えたのは、開封済みのめんつゆやレモン汁が常温で保管されていたこと。
「めんつゆやレモン汁って、一度開封したら冷蔵庫に入れるものですよね? でも義母は、なぜか戸棚にしまっていたんです。不思議に思いながらも、『これはいつ開封したものなんだろう…』と気になり、試しにレモン汁の蓋を開けてみたんです」
すると次の瞬間—— 「ポンッ!」と勢いよく弾ける音が!
「明らかに、腐っていました…。怖くなって義母に『これ、冷蔵保存しないとダメですよ!』と言ったのですが、『うちはずっとこうしてるけど、お腹壊したことないわよ?』と全く気にしていない様子でした」
義実家の食事が怖い…でも関係は壊したくない
悲しいかな、H香さんはそれ以来、義実家での食事に対して警戒心を抱くようになったそうです。「義母は本当に悪気がないんです。むしろ、私たちのために一生懸命料理を作ってくれているので、正直、あまり強く指摘するのも気が引けて…。でも、食中毒になるのは避けたいですし、どうしたものかと悩んでいます」
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義実家との良好な関係を保ちつつ、うまく伝える方法を模索しているH香さん。「次回からはさりげなく食材を持参して、一緒に料理をする形に持ち込もうかと考えています」とのこと。
驚愕!みんなの食卓事情
H香さんのように、人様の家の食卓事情で仰天してしまった…という声を集めてみました。
・義実家で集まり鍋パーティー。具材をすっかり食べ終えると、義母がおもむろに皆の取り皿に残った汁を鍋に戻し始めたのです。そのままおじやを作ると知った私がドン引きしていると、何かを察した義母が「うちには病気の人はいないから大丈夫よ」と一言。そういう問題じゃない…。(30代・主婦)
・ベーコンを切った包丁を、洗わずに戸棚にしまった義母。もしかして、日頃からちょっとしたものを切るくらいじゃ洗わないの!?虫とかが来るのでは…と、気が気ではありません。(20代・会社員)
・お正月に彼女の家にお呼ばれし、正月料理をご馳走になりました。ところが、お酒が入り彼女の家族が豹変…なんと彼女の父がイクラを手ですくって「食べろ食べろ」と僕の茶碗にのせてきたのです。強烈なおもてなしに驚きましたが、今も何だかんだ仲良くやっています。(20代・学生)
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・妻の実家では、ご飯を食べ終わった茶碗にお茶を注いで飲むんです。カルチャーショックでした。周りに聞くと、やはり驚く人もいれば、うちの実家もそう!という人も。気を遣って合わせているうちに、僕も食後の茶碗にお茶を注いで飲むのがクセになってしまいました。洗い物も一つ減るし、ご飯粒が取れるので、合理的なのかなと(笑)。(40代・会社員)
食卓事情はあくまで人それぞれ、誰かの常識は誰かの非常識──。ですが、あまり衛生面に問題がない習慣であれば、試してみると意外とハマるかもしれませんね。
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