大阪・関西万博の会場(C)ORICON NewS inc. 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が13日、大阪・夢洲で開幕した。オープニングは『1万人の第九 EXPO2025』で、「歓喜の歌」の大合唱が、大屋根リングから世界へ響き渡った。
【万博初日写真】開場前のゲートに長い列、ごったがえす夢洲駅など 日本で万博が開催されるのは、2005年愛・地球博以来で20年ぶり。大阪では、1970年以来55年ぶりの世界的イベント。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、約160の国と地域、国際機関が参加し、10月13日までの184日間、多彩なパビリオン・イベントなどで盛り上がる。
開幕日はあいにくの小雨。それでも、最寄りの夢洲駅などには多数の人が駆けつけた。外国人観光客や、民族衣装に身をまとった海外関係者らも続々。厳重な警備態勢も目立った。
『1万人の第九』は、佐渡裕氏が総監督・指揮を務め、ウォータープラザや、世界最大の木造建築物・大屋根リングにソリストと1万人の合唱団がずらり。
映画『2001年宇宙の旅』で知られる「ツァラトゥストラはかく語りき」のメロディーから「ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』第4楽章」へ。合唱団は、青や赤の万博カラーのカッパ。事前募集した歌声動画もあわさり、歴史的な大合唱が実現した。
工事の遅れ、チケットの課題などもありながら、ついに万博が始まった。