今季3勝目を挙げた山本由伸(写真=GettyImages)● レンジャーズ 0−3 ドジャース 〇
<現地時間4月18日 グローブライフ・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースが敵地カード初戦で完封勝利。先発登板した山本由伸投手(26)が7回無失点と好投を見せ、今季3勝目を挙げた。
サイ・ヤング賞2度の右腕デグロムと対峙したドジャースは初回、産休に入った大谷翔平に代わって1番起用のトミー・エドマンがナショナル・リーグ最多に並ぶ7号先頭打者アーチを放って先制。山本にはこの1点で十分だった。
先制リードを持って今季5戦目のマウンドに上がった山本は1番セミエン、2番シーガーから連続三振を奪うなど三者凡退の好スタート。2回裏には一死から5番ヤングに二塁打を許したが、6番ハリス、7番バーガーを連続三振に仕留めてピンチを切り抜けた。
3回裏には二死から連打を浴びて二、三塁とピンチを招いたものの、3番ピダーソンを初球で一飛に打ち取り、この回も無失点とした。4回裏にも二死から得点圏に走者を背負ったが、7番バーガーを空振り三振に仕留めてリードを死守。5回裏はわずか9球で三者凡退に抑えた。
6回裏は2番シーガーからの好打順を内野ゴロ3つに打ち取って三者凡退。今季最長となる7イニング目にも続投すると、 一死一塁から7番バーガーからこの試合3度目となる空振り三振を奪い、今季2度目の2桁奪三振をマーク。捕手ウィル・スミスが一塁走者の盗塁を阻止し、三振ゲッツーを完成させた。
その後、8回裏を2番手右腕カービー・イェイツが三者凡退に封じると、9回表にはテオスカー・ヘルナンデスが適時打を放つなどダメ押しの2得点を挙げた。守護神タナー・スコットが完封リレーを締め括り、ナ・リーグ2位の7セーブ目を記録。4連勝を飾り、貯金を今季最多の「9」としている。
この試合の山本は7回102球を投げて5被安打、無四球、10奪三振、無失点という投球。MLBを代表する右腕デグロムとの投げ合いを制し、今季成績は3勝1敗、防御率0.93。勝利数、防御率の2部門でナ・リーグトップに立っている。