
長期休みや大型連休に子どもがいる親の悩みは…献立。朝夜だけでなく、昼が増えると時間的にも心情的にも、格段に大変になってしまいます。そんななか昼ご飯と晩ご飯の献立をまとめて立てた主婦の「献立表」がThreadsで話題に。詳しく取材しました。
【写真】毎日毎食「ごはん何?」もう聞かないで…その解決策とは?
「春休みの昼ご飯 夜ご飯。子どもいると絶対イラッとするんで 献立は先に立てちゃう人です」と投稿主のlemonさん(@lemon2022.5)。添付した写真には、春休みと夏休みの献立表。献立表の下部には「要らない時はお知らせください!」とあり、子どもの予想外の行動で、せっかくのご飯が無駄になる事態も回避。
「すごいすごいすごい!本当に給食みたい」
「めっちゃ尊敬します!!! お昼も夜も豪華ですし、手書きじゃないのも凄すぎてます!!」
「もし、私が子供だったら、給食の献立みたいで、『今日なんだったっけ?』って、おうちに帰るのが楽しみになりそうです」
など讃える声が多数寄せられ、
「素晴らしいアイデアですね 真似っこします」
「献立考えるの面倒くさすぎて。参考にさせていただきます!」
と見習いたいと言う人も多くいました。
1カ月分の献立だと昼ご飯(またはお弁当)と夜ご飯をそれぞれ30パターン考えることに…。しかし、献立表を見るとほとんど重複はないレパートリーの多さ! ちなみに急に外食などになった際は、別日に当てるか、翌月に反映するなど、臨機応変に対応しているとのこと。献立を立てることになったきっかけは? はたして楽になるのでしょうか?
|
|
「最初は時間がかかったけれども…」
48歳のlemonさんは、平日の昼から仕事としてグループホームで調理、家では夫と20歳の長男、18歳の次男、16歳の長女のご飯を作り続けています。この献立表を始めてから約5年、メニューが決まっているので昼・晩のご飯を午前中にまとめて作るとのこと。お菓子作りもされ、週末は居酒屋のお手伝いをするほど料理好きのlemonさんにたずねました。
――献立を立てはじめたきっかけは何ですか。
「長期休みに『朝ご飯何?』『昼ご飯何?』『晩ご飯何?』って毎日3人に聞かれるのが苦痛で、献立を作って貼っておけば各自チェックして聞かなくなるのではないかと。実際に、聞いてこなくなりました」
――献立を立てる上で大変なことは。
「最初に1カ月分立ててみた時は何時間もかかかってしまいましたが、次月からは少し手直ししてメニューを変えるだけなので、サクサク作れるようになりました」
|
|
――献立を立てて楽になったことは。
「完成した献立表を写真撮ってスーパーで見ながら買い物できるので、買い忘れもなく、悩みながら買い物しなくて済むからストレスを感じません。安売りなどあったら先のメニューを見て買っておくこともできるので節約にもなります」
――自信作や、子どもから人気の献立は。
「油そば・キンパ・ドリア・坦々うどんです」
――メニューのバリエーションがすごいです、どうすれば、そんなにレパートリーが?
|
|
「基本的には、家族が好きな物を作りますが、少し味変したいときはSNSの人気料理家さんの投稿や、グループホームの献立も参考に。1カ月分ほぼ献立かぶりがないので、毎月これでも良いという状態に。季節の食材を取り入れる程度で十分になります」
◇ ◇
料理が好きな人でも、毎日献立を考えるのは大変。家族の好みなどを踏まえた上で献立を立て、季節ごとの食材を取り入れることで繰り返し活用する。最初は大変かもしれませんが、それ以降は気が楽になるアイデアですよね。毎日、今日のごはんをどうしよう、また「今日のごはん何」と聞かれるストレスからも解放されそうです。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町 邦子)